「下着の色指定はセクハラ…」校則に不安抱く母親【#みんなのギモン】
■教育委員会「華美にならないものに」
なぜ、校則に下着の色が指定されているのでしょうか?日本テレビの取材に対し、市の教育委員会は。 都城市教育委員会 「学校では、“肌着”のことを“下着”と表現しており、パンツやブラジャーのことではありません。“肌着”に関する校則です」 教育委員会は、この中学校の校則に記された“下着”という表現は、Tシャツや、タンクトップなど“肌着”のことだとしたうえで、“色の指定”については。 都城市教育委員会 「色の指定については、“華美にならないものにしたい”などの視点から、現在の色の指定になっています。どのような色が華美にあたるのかにつきましては、個人の主観であり、時代とともに変わっていくものだと考えております」 かつては、“中学生らしさ”や、清潔感から色は“白に限定”され、生徒への服装検査が行われていた学校もあったといいます。 教育委員会は、「色の指定の必要性がない」と判断し、この中学校では新年度から、校則にあった「色の指定」を廃止することを決めたといいます。
■全国の学校では、今も「下着の検査」や「地毛証明書の提出」も
学校で進められる“校則”の見直し。全国の学校では、どのような校則があるのでしょうか? 2023年に行われた、全国の中高生と高校教員へのアンケート調査によると、校則で最も多いのは、「アルバイトの禁止」、次いで「メイクの禁止」やツーブロックなど「特定の髪型・髪色の禁止」の校則が多いといいます。 さらに、ブラック校則といわれる「地毛証明書の提出」が「ある」と答えたのは高校生で25.5%。また、「下着の色などの指定」が「ある」と答えた中学生は25.3%と、いまだに全国の2割以上の学校にこうした校則が存在しているこということです。 さらに、「下着の色の指定がある」と回答した中高校生の学校では… 香川県内の学校に通う女子中学生 「下着の色を異性の先生がチェックするのはおかしい」 福岡県内の学校に通う女子高校生 「男性の先生がいる前で検査を行う」 いまも下着の検査が行われている学校があるといいます。