横浜ハッチンソン監督「次の監督が改善してくれると思う」 新監督就任が決定的ホランド氏の前で零敗
◇明治安田J1リーグ最終第38節 横浜0―2名古屋(2024年12月8日 日産スタジアム) 横浜F・マリノスはホームで名古屋に0―2で敗れ、今季最終戦を白星で飾ることができなかった。過密日程の中で戦い抜いた公式戦全61試合が終了。今季途中から指揮を執ったジョン・ハッチンソン監督(44)は試合後の会見でシーズンを振り返りつつ、来季の新監督へ巻き返しを託した。 横浜にとって長く、苦しかったシーズンが終わった。今季はリーグ戦を戦いながら、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝、ルヴァン杯と天皇杯は準決勝まで進んだが、いずれも敗れて無冠。ハッチンソン監督は「長いシーズンがようやく終わった。いい時も悪い時も一緒にやってきた選手たちはピッチ上で一生懸命にプレーしてくれた。優勝できなかったことは本当に残念」と振り返った。 この日は、新監督就任が決定的となっているスティーブ・ホランド氏(54)が見守る中で零敗。相手のマンツーマン対応とプレスに苦戦した。 ハリー・キューウェル前監督の退任により、今季途中から暫定的に指揮を執ってきた。会見では自らの今後について「自分が次、どこ(のクラブ)でやるかはっきりしてない。しっかり、この経験を次につなげていきたい。一度、(母国)オーストラリアに戻るが、また何かの機会でやれることを望んでる」と語った。 そのうえで、来季に向けたチームの課題については「ゴール前での落ち着きや改善が必要」と指摘。「次の監督がいろいろ(な視点から)見たうえで改善してやってくれるのではないかと思う」と来季の巻き返しを期待した。