星野リゾート代表・星野佳路さんの知られざるスキーライフとは?
年間の目標滑走日数は80日! それほどまでスキーを愛する星野リゾート代表・星野佳路さんだけに、ご自身が運営するスキーリゾートでは次々と改革が進んでいます。今回はそのひとつ、福島県の「ネコマ マウンテン」の魅力と、星野代表のスキーライフについて取材しました。
星野代表と仲間たちのスキー愛がほとばしる「ネコマ マウンテン」とは!?
こんにちは、Web LEON編集部の吉田です。 先日、福島県の「星野リゾート ネコマ マウンテン」の取材レポートをお届けしましたが(詳細記事)、コチラはスキー愛好家である星野リゾート代表・星野佳路さんご自身のさまざまな改革案がちりばめられているのが特徴的です。 そのひとつに、今シーズンから南エリア(旧アルツ磐梯)と北エリア(旧猫魔スキー場)が連結リフトでつながり、リフト13基・33コースも有するビッグゲレンデに生まれ変わったことが挙げられますが、その魅力を星野代表とご一緒に滑走させていただきながらお伝えしてまいります。
取材当日の朝、前日の快晴とは打って変わった天候で不安いっぱいに。霧雨が降り、白いモヤがスキー場全体を覆っていて視界も悪いため、せっかくのセッション実施が危ぶまれましたが、予定よりも1時間遅れでなんとか開始できました。ホッとひと安心。 黄色のウエアに身を包んだ星野代表が、南エリアの麓ゲレンデに現れたのは午前9時頃。数名のスキーヤーを引き連れています。聞けば、星野代表が主宰する「星野グルメスキークラブ(HGSC)」のメンバーの方々もご参加いただけるとか。大人数のほうが盛り上がるので、ありがたい限り! ご挨拶もそこそこに、代表に先導されてさっそくリフトからご一緒させていただくことに。
「冬は北半球、夏は南半球で滑って、年間80日の滑走を目指しています」
── おはようございます。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます! 星野代表 いえ、私はただ趣味のスキーに身を投じているだけですから(笑)。 ── 代表は毎年スキー滑走日数で目標を掲げていらっしゃいますが、今シーズンは何日ですか? 星野代表 80日ですね。7月からカウントを始めて6月で締めますが、今日の2月1日の時点でもうすぐ50日です。私は花粉症なものですから、花粉から逃れる意味でも毎年3月に入ると日本を離れて海外のスキーリゾートに行くんですよ。今年は3月14日から米国コロラド行きが決まっています。 このツアーは「スキー麓村塾」という名前がついていて、星野リゾート内のスキー場マネジメントを担当して ── 目標滑走日数は年々増えているんですね! 代表が慶應義塾大学の体育会アイスホッケー部で主将を務めていらしたことは存じ上げていますが、それほどまでのスキー愛はそもそも、どのように生まれたのでしょうか?