星野リゾート代表・星野佳路さんの知られざるスキーライフとは?
星野代表 私は長野県生まれなので幼い頃からスキーに慣れ親しんできましたが、大学時代からしばらくブランクがありました。ところが、2003年にネコマ マウンテン、2004年にトマムの再生事業に関わることになり、世界中のスキーリゾートを視察し、スキーをする機会が増えていくうちに、その奥深さに魅了されていったわけです。 私にとってのスキーは、単に滑走することにとどまりません。スキー場によって異なる山の景色、その地域のグルメや文化を含めて楽しむ“旅”なのです。 ── ご自身が発足された「星野グルメスキークラブ(HGSC)」にも、そのお考えが体現されていますね。 星野代表 ええ。SNSでもメンバーを募っていますが、活動には積極的に参加していただくのが前提です。方針として、幽霊メンバーにはいてほしくない。だから、クラブのインスタ投稿に「いいね」しないメンバーは定期的に削除しています!(笑)
リフト上でのインタビューにも気さくに答えてくださった星野代表と一緒に向かったのは、ネコマ マウンテン 南エリアの一番北側に位置する中級コース「フローズン3」。今回の取材では、まだ誰も滑っていない朝一のバーンを滑らせていただくことに。 この“ファーストライド”は人生初体験でしたが……実際、その滑りやすさにものすごく感動した次第です! スキー板を軽~くコントロールできちゃう気持ち良さときたら──。これまでのスキー経験の中で最高の滑りができ、今も感触が残っていて、またあの特別な体験をしたいと願ってしまうほど。
ご覧ください! 星野代表のこのダイナミックな滑りにも、ファーストライドの素晴らしさが表れているかと。ご希望者はチケットカウンターで申し出れば、営業の開始時刻8:30よりも15分早い時間帯に利用できるようですよ。 ゲレンデだけでなく、非圧雪バーンも滑り込んでいる代表だけに、ゲレンデ奥のバックカントリー可能エリアへもリードしてくださいます。