マカオ、カジノで大勝ちした女性狙った強盗未遂事件発生…容疑者スピード逮捕
マカオ司法警察局は11月5日、同月3日にタイパ島のマカオLRT排角駅付近においてカジノで大勝ちし、多額の現金を所持していた女性を狙った強盗未遂事件が発生し、台湾居民の男(64)を逮捕したと発表。 同局によれば、3日午後2時頃、治安警察局を通じて強盗事件発生の報を受け、現場に警察官を急行させたという。被害者は同局に対し、同日近くにあるカジノで勝った後、63万5200香港ドル(日本円換算:約1257万円)分のゲーミング(カジノ)チップと14万1000香港ドル(約279万円)の現金のほか、ネックレス複数点やスマートフォン2台などを入れたバッグを手に持って徒歩で自宅へ向かっている途中、突然背後から近づいてきた男にバッグを奪われそうになったため、バッグを抱えて大声で男を制止したところ、男は逃走を図り、タクシーに乗って現場を離れたと説明。 その後、同局が監視カメラ映像の分析などを経て、容疑者の身元を特定。容疑者は被害者と同じカジノ施設に滞在してプレイしており、その時から被害者の追う動きをしていたことが判明したとのこと。強盗未遂を起こした後、タクシーで一旦コタイ地区にあるカジノ施設へ向かい、そこからカジノ施設の無料シャトルバスを乗り継ぎ、マカオ半島にあるカジノ施設へ入ったことが確認され、同日午後4時頃、逮捕に成功。逮捕時、男はスクリュードライバーを所持していたという。 同局では、捜査で得られた情報を総合判断し、男を強盗未遂及び不合理武器・工具等所持の罪で検察院送致するとした。