横浜FMキューウェル監督「素晴らしいパフォーマンス」ACL直後の一戦で4―0大勝
◆明治安田J1リーグ ▽第9節 横浜FM4―0柏(29日・日産ス) 初優勝を逃したアジアチャンピオンズリーグ(ACL)後、初めての試合となった横浜FMは、ホームでFWアンデルソンロペスのハットトリックなどで柏に4―0で大勝し、リーグ戦7試合ぶりの勝利。ACLでは悔しい結果に終わったものの、今後の躍進を感じさせるような再出発となった。 前半9分、相手のハンドからPKを得ると、ロペスが冷静にゴール右側へ先制点を決めた。さらに前半43分、FWヤンマテウスが出したパスをDF永戸勝也がエリア手前からダイレクトシュート。低い弾道のシュートはゴール右に決まり2点目になった。キューウェル監督が「ボールをしっかり支配する部分が多くみせられた」と振り返るように、ボール支配率64%で相手を圧倒し続けた。 後半14分にはGKポープ・ウィリアムが負傷交代するアクシデントがあったが、ロペスが20分にゴール前の混戦からゴールを決めると、後半アディショナルタイム6分にもネットを揺らし今季初のハットトリック。チームの4点目はJリーグ通算2万6000得点となるなど、エースが試合を通して存在感を発揮した。 キューウェル監督は試合後の会見で「素晴らしいパフォーマンスを繰り広げた試合だった。スケジュールでタイトな部分がありながら素晴らしい働きを1人1人がしてくれた」と満足そうだった。ハットリックを決めたロペスについても「このチームのために立ち上がって(くれた)。誇りに思う」と賛辞を送った。
報知新聞社