【フィギュア】初V鍵山優真の父正和コーチ感涙「ずっと泣きじゃくって、言葉にならなかった」
<フィギュアスケート:全日本選手権>◇第2日◇21日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇男子フリー 【写真】父の正和コーチと抱き合う鍵山優真 ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)が7度目の挑戦で初優勝を飾った。 悲願達成に、父正和コーチ(53)は涙を浮かべた。「おめでとうしか、言えなくて。ずっと泣きじゃくっていたので、言葉にならなかったです」 SPは3本目のトリプルアクセル(3回転半)で転倒して今季自己最低の92・05点にとどまったが、フリーでは冒頭の4回転フリップを降りるなどして205・68点を記録し、頂点に立った。 91年から3連覇した正和氏との父子優勝だ。 「世界を狙っていく上でのステップとして、これ(全日本のタイトル)は持っておかなければいけないものだと、ずっと思っていたから良かった。懸ける思いは、優真以上に、たぶん俺の方があったと思う」 息子の宿願成就に、感涙が止まらなかった。【竹本穂乃加】