菅井友香&中村ゆりかが見どころ語る「女性同士で生きていくことのすてきな部分と難しい部分が描かれている」<チェイサーゲームW2>
菅井友香と中村ゆりかがW主演を務める木ドラ24「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」(毎週木曜深夜0:30-1:00ほか※第1回は深夜0:40-1:10ほか、テレ東系ほか)が9月19日(木)から放送スタート。 【写真】しっかり手をつなぐ菅井友香&中村ゆりか 2024年1月期に放送された「LGBTQ+」「労働問題」「セクハラ」などの社会課題に鋭く切り込み、レズビアンを主役にした復讐愛憎劇「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」(テレ東ほか)の続編となる同ドラマは、Season1では語られなかった樹(菅井)と冬雨(中村)が別れた後から再会するまでの1年の空白期間、さらに、再会後の二人を軸に繰り広げられるさまざまな人間模様を描く。 WEBザテレビジョンでは、主演の菅井と中村にインタビューを実施。ドラマの見どころや改めてお互いの印象について語ってもらった。 ■中村「安心して信頼し合いながら臨めそうだなと思いました」 ――続編を望む声が多くある中、待望のSeason2の放送が決まりましたが、本作のお話を聞いたときの感想を教えてください。 中村:Season1を撮っているときはどれくらい盛り上がっているのかあまりわからなかったのですが、放送開始してからたくさんのファンの方が応援してくださっていることを知りました。ファンイベントも行うことができて、前作がよかったと思ってもらえたのかなと感じました。Season2ができることになってすごくありがたかったですし、そこに私自身もまた参加できることがすごく光栄だなと思います。 菅井:Season2はどんな作品でも実現できるわけではないと思うので、最初に聞いたときは私もすごくびっくりしました。皆さんがこの作品にたくさんの愛を注いでくださったからこそできると思うと感謝の気持ちでいっぱいですし、私も今からワクワクしています。ファンイベントも自分にとって初めてでしたし、ドラマも個人では初めての作品だったので、こうしてチャンスをいただけることがすごく光栄ですし、全力で応えていきたいなと思っています。 ――Season2決定の話を聞いたときに、お二人で連絡を取り合ったり、喜びを分かち合ったりなどはされましたか? 中村:Season1を撮っている間はお互いご飯に行ったりする余裕がなかったので、全部終わった後に連絡を取り合って、二人でご飯に行ったり、最近もディズニーに遊びに行ったりしたのですが、そういうときに「次は二人でもっと話し合って、いい作品にできたらいいね」という話をしたりしていました。作品に対して“前向きに取り組んでいきたい”という思いがお互いに通じたので、安心して信頼し合いながら臨めそうだなと思いました。 菅井:それぞれ別のお仕事があって会えない期間もあったのですが、一段落したときに“あ、ゆりかちゃん会えるかな?”と思って自分も連絡したりしました。結構頻繁に会うこともできて、Season2では関係値が進展した中で始められるので、また違うものが生み出されるのかなという楽しみもありますし、「もっともっと自分たちの意見も言っていこう」と話していました。 ■菅井「また違ったハラハラドキドキがありますね」 ――台本を読んだ感想を教えてください。 中村:前回は私が中国人役で、中国の会社と一緒にプロジェクトを作るお話だったんですけど、今回はまた一つ韓国という国籍が交わって、さらに多国籍なお話になりそうだなと思いました。あとは冬雨のお母さんも深く関わってきて、ストーリーをかき乱すような展開になっているので、いろんな要素が詰まっているなと感じましたね。 菅井:確かに(笑)。また違ったハラハラドキドキがありますね。前作は、冬雨と樹が周りの人たちの幸せを願って離れる決断をするところで終わったんですけど、今作はそこから先のお話になっていて。二人が改めて周りと向き合って背中を押してもらいながら、二人の幸せのかたちをどう実現していくか、というところがより深く描かれていきそうだと思いました。自分ももっともっと勉強しながら真摯に向き合っていきたいなと思います。 ――Season2では新たなキャラクターとして、韓国のインフルエンサーで樹の初恋相手・ヨルム(ちせ)が登場しますが、ヨルムの印象を教えていただけますか? 中村:ヨルムさんはわりと隠すことをしないというか、正々堂々とまっすぐに自分のスタイルを表に出していくという印象を持ちました。そんなヨルムさんに対して、冬雨もいろいろ考えることがあるし、成長する部分でもあるのかなと思います。ヨルムさんは私たちがしたいことをすごく代弁してくれているように感じましたね。 菅井:確かに、ヨルムさんはすごくかっこよくて、さっぱりしていて憧れる部分があります。樹にとっても高校時代からつながりがあって、救ってくれた存在でもあるけど、今はヨルムさんに翻弄されていたりして、物語をかき乱していく存在だと感じています。でも、ヨルムさんのおかげで二人の物語も進んでいくので、今作ですごく大事なキーパーソンになると思っています。 ――ヨルムの登場によって冬雨が嫉妬したりとか、新しい姿を見ることができそうでしょうか? 中村:そうですね。今作はいろんな感情が見せられるような作品になりそうだなと感じているので、お互いの心境の変化なども楽しみにしていただけたらと思います。 ――今回の撮影で楽しみにしていることを教えていただけますか? 中村:前作ではあまり描かれていなかった大学の回想シーンが今作はすごく多くて、“こんなにラブラブしてたんだ”みたいな新しい発見があったりするし、前作では見られなかったお互いの表情とかが今作では見られるので、そこが楽しみだなと思いました。 菅井:二人の付き合うきっかけや、付き合っていたころのことも細かく描かれるよね。あとSeason1では冬の衣装が多かったのですが、今回は夏の思い出というか、違う季節の思い出がたくさん出てくるのですごく楽しみだなと思いました。 ■中村「“今日も撮影頑張ろう”という気持ちにさせてくれます」 ――お二人は前作が初共演だったとのことですが、お互いの第一印象と、実際に共演してみて印象が変わった部分などがあれば教えてください。 中村:初めの頃は、“冗談とか言ったら嫌な顔をされちゃうのかな”みたいな感じで(笑)、ちょっと言葉とか気をつけながら話したりしていたのですが、現場で一緒に過ごしていくとどんどん殻が破れてくるというか…。 疲れたときは疲れた表情をするし、眠くなるし、糖分がほしくなってお菓子を食べに行くのも同じタイミングだったりして(笑)。そういうささいなコミュニケーションからどんどん素を出していくようになりました。 本当に話しやすいですし、現場で会うと頼もしい存在というか、“今日も撮影頑張ろう”という気持ちにさせてくれます。芯があって笑顔のすてきな女性だなと思いますね。 菅井:うれしい。ありがとう。ゆりかちゃんは最初に会ったとき、見た目の美しさからはギャップを感じるようなフワッとした柔らかさのある女性という第一印象だったんですけど、それがどんどん笑うと止まらくなっちゃうゲラな部分とか、冗談を言ってくれるところとかを知っていくうちに、私もどんどん素を出せるようになりました。 すごく現場を明るくしてくれる存在で、私も頼もしいです。知れば知るほどすごく行動力があって、自分でいろんなことに挑戦していくところがかっこよくて尊敬しています。 中村:ありがとう。 ――先ほどお二人でディズニーに行かれたとお話されていましたが、プライベートではどんなお話をされているんですか? 中村:いろんな話をしていますね。トムっていう猫ちゃんを飼われていて、猫ちゃんの話もすごく癒やされるし…。 菅井:写真を見せ合ったりとかね(笑)。 中村:そうそう。我が子を自慢し合うかのような感じで話をしたり(笑)。お仕事の話とかもできて、すごく絆を深められたなと思いました。 菅井:ディズニーに行ったときにお仕事の話をしていたのですが、ゆりかちゃんが「好きとやる気があれば何でもできるよ!」と言っていて、すごくいい言葉だなって。それから、好きとやる気を意識して生きています(笑)。 中村:すごい。覚えててくれたんだ。 菅井:すてきな言葉をたくさんくれるので、私もすごく元気をもらってますね。 中村:うれしい。 菅井:二人で歩いていたときに、前作を見てくれていた女子高生の子にたまたま出会ったのですが、スマホの裏に二人のチェキを入れて応援してくれていて、「すごく好きなんです」って言ってくれて。幅広い層に見ていただけているんだなと感じました。持ち歩いてくれているなんてビックリですし、すごくうれしかったですね。 ――ドラマのファンがディズニーでお二人を目撃したらすごくビックリされますよね。 中村:でもカチューシャして、本当にラフな感じで行ったので、あまり気付かれなかったんじゃないかな。素の感じで楽しめて、すごくいい思い出になりました。SNSに画像だけ投稿してちょっと匂わせをしたんです。当日には載せずに、たしか日をまたいで夜の12時ぐらいにしたのかな? 遅い時間に背景だけの写真をお互いのSNSに載せて、次の日にちゃんと2ショットの写真を載せたんです。そうしたら「やっぱり二人で行ってたんだ」ってコメントがいっぱい来て。 菅井:二人で「今上げよっか」みたいな感じで連絡して決めてました(笑)。 中村:ファンの皆さんにも「続編をやってほしい」っていうコメントをたくさんいただいていたんですけど、まだ公表できないから言えなくて(笑)。 菅井:こんなにも待っていてくださる方がいるって本当にありがたいことだなって思いますね。制作のチームの皆さんもすごく気合を入れて準備されていますし、期待に応えていきたいなと思います。 ――では最後にドラマの見どころを教えてください。 中村:前作では描き切れなかった樹と冬雨の大学時代のシーンとかも、視聴者の皆さんが“見たかった”と思ってくださるようなシーンになると思いますし、冬雨のお母さんや旦那さん、子供に対してのあり方や、そこを乗りこえながら樹とどういうふうに接していくのか、など深い部分が描かれていて、いろんな要素が詰まったドラマになっていると思うので、楽しみにしていただきたいです。 菅井:前作に続いて出られる方も、すごく魅力的な新キャラも登場するので、そこも含めて好きになっていただけたらうれしいですし、より女性同士で生きていくことのすてきな部分と難しい部分と両方が描かれているので、二人がどんな選択をしていくのか、ぜひ応援しながら見ていただけたらうれしいなと思います。