車いすで日本一周に挑戦する女性 山口県の旅に密着トラブル発生も 出会いを励みにゴール目指す
下関市のコンビニエンスストアがこの日のゴールです。背負ってきたテントに泊まり、明日はここからのスタートです。 旅の「楽しみ」関門トンネルへ 翌日、この日は楽しみにしていた関門トンネルを目指します。 中さん 「やっと9号線入ったよ」 サポーター 「じゃあね、いってらっしゃい」 中さん 「安全運転でね、気をつけて。じゃあ、いってきます」 関門トンネルまで、海沿いの道を進みます。北海道の友人が勧めてくれた瓦そばを、食べられたらいいなと話していました。 出発からおよそ1時間、関門トンネルに到着しました。福岡県側からトンネルを渡って以来、およそ1年ぶりです。山口県でやりたかったことができました。トンネル内でも中さんに声をかけてくれる人がいました。 「普通の車いす」に込めた思い 中さんが競技用ではなく、「普通の車いす」を使っているのには、障害がある人へのメッセージが込められています。 中さん 「やっぱり、障害があると何か一つするのにも難しいのよ。できる機会がなかなか無いからそれだったら今自分が乗ってる車いすでいろんなこと、チャレンジしてみないかいっていう思いで、普通の生活用車いすでやってます」 中さんは、旅先で出会った人からの応援金や差し入れは、障害のある子どもたちや引退した介助犬への支援に寄付しています。 お昼時になりました。楽しみにしていた瓦そばを堪能します。 中さん 「いただきます、なんで瓦にしようとしたんだろうね。なんか変わった感じ、変わってる、なんでざるそばが熱いんだろう」 初めて食べる瓦そばが不思議なようす。 中さん 「きょうは関門トンネルも行けたし名物も食べられたしよかったね」 その土地の名物を食べるのも旅の楽しみの一つです。 トラブル続きもゴール目指す 10月27日。山口県最後の日です。予定より1日、距離にして10キロ遅れています。今回は途中で大雨に見舞われたり、車いすのタイヤがうまく回らなくなったりと、トラブルが続きました。
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