車いすで日本一周に挑戦する女性 山口県の旅に密着トラブル発生も 出会いを励みにゴール目指す
2021年、沖縄1周356キロを10日間で、おととしは四国1周868キロを23日間で、去年は九州1周1075キロを30日間で達成しました。今年はおよそ1か月かけ、兵庫県と中国地方1周・1178キロのチャレンジです。 家族やサポーターの支えで 洗濯や食事の準備、宿泊場所の手配などは、車で同行するサポーターが助けてくれます。山口でのチャレンジの前半は、娘の岬さんが北海道から駆けつけ、サポートにあたります。 中さん 「周防大橋、きれいだったね、晴れの日だったら最高だったけど、風強くて帽子飛ばされそうになって慌てて帽子ひっくり返した」 いつもより速いペースで、調子がいいようです。途中、声をかけ応援してくれる人もいます。 中さん 「今まで兵庫から来たけどこうやって話しかけてくれたの山口県が初めて」 声をかけた男性 「すごいなって思いましたけどね、健常者でもせんようなことを、ハンデがあってもするっていうのはすごいなと思いますね」 出会い励みに困難乗り越え 旅先での出会いが、励みや勇気になると言います。中さんは県内でやりたいことがあります。山口県と福岡県をつなぐ関門トンネル人道に行くことです。 中さん 「関門トンネルの人道で、去年、福岡県側から写真撮ったのでことしは山口県側から写真撮って、それはきょういけたらいいね」 やりたいことがある一方で、大変なこともあります。 中さん 「700メートル先は2号線方面って書いてあるね、700メートル登るのかな、1キロ登るってきついね」 道に迷ったり、車いすが通れる歩道がなかったり、アップダウンが激しい険しい道に遭遇したり。そういう時は危険な道を避けて、先に進みます。 中さん 「山口県の道、歩道が、すごく走りやすい。自分的にはすごく楽しく走れました。山口県に入った途端、みなさん声かけてくれるんですよ、車の中から頑張ってとか。なんかね、やっとなんか認めてもらうじゃないけど、見てくれている人がいると思ったら山口県最高と思っちゃいましたね」
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