保育園の帰り道で帰りたがらない弟 寄り添う姉の対応に「保育士顔負け」「素敵なお姉ちゃん」と大絶賛
どうしても寄り添えないときは…
ーどうしても時間がないときなど、このように寄り添えないときもあるかと思います。そのときはどのように声掛けをしていますか? 僕の場合は、寄り添えないときであっても、ほんの少しでも話は聞くようにしていますが、それを他のパパやママがする必要はないと思っています。 僕は、親が余裕がないときに、無理に寄り添わなくてもいいと思っています。 忙しいときに「寄り添わなければいけない」「共感するべき」といった情報が、逆に育児を頑張っている方へのストレスになっては元も子もありません。 なので、無理矢理になっても、怒鳴ってしまってもいいと思っています。むしろ、そうしなければいけないほど、ご自分は頑張っていると知ってもらいたいです。
優しいお姉ちゃん
ーこの投稿にはお姉ちゃんの対応へたくさんのコメントが寄せられていますがどう思われましたか? みなさま、お姉ちゃんに対してとても素敵なコメントをしてくださって感謝しております。 頂いたコメントは、お姉ちゃんにも読んであげています。 また「勉強になります」「素敵なお姉ちゃん」と言ってくださるので、その視点をもってコメントをくださる方も素敵な方なんだと感じます。 ーこのように優しいお姉ちゃんですが、姉弟喧嘩をすることはあるのでしょうか?その場合、どのように仲直りをしているのでしょうか? もちろんあります。その場合は、僕は口を出さずに見守っているのですが、自然に仲直りして遊んでいることが多いです。 大人はつい子どもたちに「ごめんね」「いいよ」という言葉を期待しますが、僕はその言葉も特に必要ではないかなと思っています。仲直りの形は、喧嘩の数だけあると思っているので、基本的に子どもたちに委ねています。 ー姉弟のやりとりをみて、親として心に残った出来事や勉強になったことなどはありましたか? 毎日のようにあります。小学校に行く直前で、お姉ちゃんが積み木を出しっぱなしにしていて、片付けないことがありました。 でもよく見たら、ぐずった弟をあやしていてくれていたんです。 僕はそんなお姉ちゃんの姿を見て、お姉ちゃんが積み木を片付けることよりも、弟に寄り添ってくれていることのほうが何倍も価値のあるものだと感じました。 「片付けなさい」という言葉が「ありがとう」に変わった瞬間でした。 ー他にもSNSで子育てについて多く発信されていますが、今後はどのようなことを同じ子育て世代の方に伝えていきたいですか? 子育てを頑張る自分に価値を感じてもらいたいです。 子育てをしていると、子どもが言うことを聞かずについ怒ってしまうこともあるでしょう。 自信がなく、自分に価値を感じられなくなってしまうこともあるでしょう。 でも、命をかけて子どもを産み、子育てをしている時点で、親という存在は、とても価値があるということを知ってもらいたいです。 「◯◯するべき」に囚われず、親としてできていない自分よりも、できている自分のことを、自分で褒めてあげられるような発信をしていきたいと思っています。 子育てをしていると、つい「こうしなくてはいけない」という思いになってしまいがち。そんなときに、でんでんファミリーさんのような発信をしてもらえると、心が軽くなって気持ちにゆとりがうまれそうですね。
ほ・とせなNEWS編集部