「光る君へ」秋山竜次「思い切って」飛び込んだ初大河 真面目に演じた実資が「クスクスにつながって…」
女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は15日、最終回「物語の先に」が放送された。お笑いトリオ「ロバート」の秋山竜次(46)は藤原実資役で出演。バラエティー番組のイメージとは180度違う真面目で堅物な役柄を演じ切った。オンエア後、撮影現場からの音声コメント「君かたり」が番組公式SNSにアップされた。 【画像あり】 「光る君へ」黒木華「難しかった」最終回で大きな存在感を見せた倫子の“道長愛”まひろへの言葉の心境は… <※以下、ネタバレ有> 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となった。 ――藤原実資を演じ切って。 「本当に真面目で人間らしくてチャーミングなやつだなと思いました。真面目なんですけど女性がらみの部分もあったし、息子のために必死になる親バカな部分も好きだし、でもちょっと筋が通ってないとキレる。最初は“コイツめっちゃキレてるな”ってずっと思っていました。真面目過ぎだと思っていましたけど、人間らしい部分も見られたし、演じられたので、今となっては愛着が湧いています。もともと全然知らなかった歴史上の人物なんですけど、この1年半を通して『小右記』もけっこう読させていただきました。なんやかんや愛着湧きまくりの人物になりました」 ――印象に残っているシーン。 「本当に正直言うと2か月に1回くらいやってくるセリフが全然言えなくなっちゃう出てこないシーンですかね。それは何のシーンかは視聴者の皆さんには編集マンのプロの手で分からないようになっていると思いますけど、現場では何回もテイクして何回も待たせてというのが結構あった。そうですね…(笑い)。それはやっぱり忘れられませんね。それがあるから“またああなっちゃ困るな”と思って毎回やるんですけど、またそのプレッシャーでかんじゃってみたいな。やっぱり慣れていない。お笑いではここまでそういうことはなかった。今までやったことないことですしね。そもそも1年半もお笑い以外の物事に時間を費やしたことはないので、そこですかね。“これ別にお笑いにつながらないんだったらやらない”というスタンスだったので、面白い系の仕事じゃなければ“う~ん…いいかな”っていう感じだったんですけど、今回思い切って。せっかくお声掛けいただいたし。最初は“こんな真面目な感じになっちゃうのどうなんだ”って思いましたけど、心配しなくても真面目にやっていることがクスクスにつながっていましたね(笑い)。だから全力でやりました。たどたどしいところはありましたが。関わらせてもらって良かったです」