【フェラーリを120回ローンで購入】 2023年聖地マラネロで「脱サラ」決意 帰国後に速攻で退職
1分間で4万円? 痛恨のミスは?
そしてもうひとつ、痛恨のミスをおかしてしまう出来事もあった。 「エンジンかかったままインロックしてしまいました。4年間、モデナを所有してきて初めての出来事でした…鍵のレスキューに電話をして、30分ほど待って作業開始。1分もしないうちにドアが開きました。 普段からエンジンの音を聞きたくて窓を数センチ開けているのですがそのおかげで隙間から内側のドアノブめがけて、太くて硬い針金のようなツールを差し込んでドアが開いたんです。ほっとしたのもつかの間、せいぜい8000円くらい? で済みそうなイメージでしたが…作業代は4万円!! 1分で4万円なんて、人生で一番短い4万円の消え方だった気がします」(※損保の無料ロードサービスでキーとじ込みが対象になるとは思っていなかったそうです) 2023年は4200kmを走ったというつかぽんさん。2022年が2500kmだったのでいかに覚悟を決めて、積極的にツーリング等に参加したかがわかる。 2023年の出費を計算してもらった。 ・自動車税/7万6400円 ・オイル交換/6万4526円(コーンズにて) ・自動車保険/18万7320円(年間) ・インロック対応の4万円 ・駐車場(一昨年から変更なし) 最初に取材した時「月々4万円/ボーナス月は+25万円/120回ローンを組んで購入/金利は2.9%前後/本体価格930万円に、金利込みで1060万円くらい」という支払い方法であった。2023年末にはその残債も580万円までになった。 「サラリーマン時代は乗れない日々が多かったものの、フェラーリが手元にあることが当たり前になりつつありました。会社を辞めて独立してからは改めて、フェラーリを所有できていることのありがたみを感じながら日々、走らせるようになりました。 ローンについては、購入当初に勤めていた会社員時代の名残で『ボーナス払い』をしているため、ボーナス月の返済が厳しかったですが、それでも多くの方の支えのおかげで乗りきることができました。 2024年は所有し続けていられるかわかりませんが、限界が来るまでフェラーリのある生活を楽しみたいと思っています。そして、いつかは新車でV12のフェラーリをオーダーできるようになりたいと思います」 SEE YOU NEXT YEAR AGAIN!
加藤久美子(執筆) AUTOCAR JAPAN(編集)