ルヴァン杯決勝は対照的な一戦…大会優勝経験者が豊富な名古屋と初めての新潟、両監督には共通点も【名古屋グランパス】
名古屋グランパスは11月2日、ルヴァン杯決勝新潟戦(国立)に臨む。優勝すれば、2021年以来3年ぶりのグランパスに対し、新潟は初の国内主要タイトルで、臨む選手、監督も対照的。グランパスは、経験の差で奪冠を狙う。31日は、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで調整した。 経験豊富なグランパスが、悲願の初戴冠を目指す新潟の勢いを止められるか。グランパスは、優勝すれば21年以来2度目で、5度目の主要タイトル制覇。今季限りで退団する守護神GKランゲラックの花道を飾る意味でも、高いモチベーションで一戦に臨む。 選手の経験も対照的だ。グランパスは、前回優勝のランゲラック、MF稲垣はもちろん、2020年大会のFC東京から昨季の福岡まで、4季連続の優勝経験者を抱え、いずれも主力選手。さらに、14年のFWパトリック(G大阪)、21年の稲垣と、MVP経験者も2人。対して、新潟は優勝経験者は0人だ。 監督も同様だ。グランパスの長谷川監督は、G大阪、FC東京で1回ずつ優勝し、6回目の決勝進出は史上最多。天皇杯も含めれば、10回目のカップ戦決勝となる。一方、新潟の松橋監督は22年が初の監督就任で、決勝も初となる。 共通点もある。両監督は現役時代、日産(横浜Mの前身)でともにプレー。取材に答えるときには、相手監督には敬称をつける長谷川監督だが、自身が3学年年上なことから「松橋」と呼ぶ、先輩後輩対決でもある。 経験すれば、なおさら欲しくなるのがタイトル。FW山岸は「昨季取って、うれしいって感じよりも、また取りたいっていう感じがすごく強く出た。負けたら意味がないと思っている」と、繰り返し語っている。制覇への思いでも上回り、輝く星を勝ち取る。
中日スポーツ