<チ。-地球の運動について->渋谷に巨大広告 坂本真綾、津田健次郎、高橋海人、長濱ねる 著名人がコミックス表紙に テレビアニメ化も話題
「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれたことも話題の魚豊さんのマンガが原作のテレビアニメ「チ。-地球の運動について-」が、NHK総合で10月5日午後11時45分から放送されることを受けて、東京・渋谷に巨大広告が登場した。コミックス第1~7巻の表紙デザインに坂本真綾さん、津田健次郎さん、高橋海人さん、長濱ねるさん、野口聡一さんといった著名人のイラストが描かれた大型ポスターが、東急渋谷駅道玄坂ハッピーボードに掲出されている。ミラーシートを使用した第8巻の表紙デザインのポスターもあり、自分を投影できる仕掛けとなっている。10月6日まで。 【写真特集】話題作「チ。」 迫力の巨大広告が渋谷に 豪華著名人がコミックスに!
巨大ポスターに登場した著名人がコメントを寄せている。アニメにも出演する坂本さんは「登場人物たちから『?』を受け取り、私たちの中の『チ』がうずく。見るんじゃなくて、体験する作品なのだと思います」と話している。同じくアニメに出演する津田さんは「命を賭けて自身を貫く者たちが見上げる星空の美しさよ。この『チ。』の世界に自分が立てることをうれしく思います」とコメントを寄せている。
高橋さんは「まさに『チ。』を体現したような企画に参加できてとてもうれしいです! 未読の方は、ぜひ。『宇宙が変わるぞ』」とコメント。長濱さんは「過去と今をつなぐこの作品を読んでいくうちに自分が自分自身の深い部分とつながっていく感覚が不思議で心地よくて、作品の大ファンです。アニメの放送開始を心待ちにしています!」と話している。又吉直樹さんは「真実を求める想像力が苦しみをもたらすと知っても、それを手放さない覚悟の物語」と語っている。
同作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で2020~22年に連載された。15世紀のヨーロッパを舞台に、異端思想の地動説を命がけで研究する人々の姿が描かれた。神童・ラファウは、周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言するも、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。ある日、ラファウは、宇宙に関する衝撃的な“ある仮説”を研究する謎めいた学者・フベルトと出会う……というストーリー。
アニメは、「サマーウォーズ」などのマッドハウスが制作する。坂本さんが飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ、津田さんが異端審査官のノヴァク、速水奨さんが謎の学者・フベルトをそれぞれ演じる。