密かに気になる「ミニドライバー」…そうかっ!中古という手があったか
そしてことし、PGAツアーではキャロウェイ「パラダイムAiスモークTI340ミニドライバー」や「パラダイムAiスモークDUW」、タイトリストの「TSR 2W」等が発見されており“ブーム”の再来が起きている。
ミニドライバーのメリットは
通常のドライバーよりもヘッド体積が小さく、短いぶん、最大飛距離は落ちるだろう。ただし、ボールに当てやすくはあり平均飛距離は安定する可能性がある。ハードヒッターがティショットをコントロールしたい際にも武器になるはずだ。 また、PGAツアー選手はフェアウェイウッドとしても使用。100切りがテーマのゴルファーもロフト角、シャフト選びを間違えなければ武器になるかもしれない。可変スリーブ装着モデルなら、フェース角をクローズ(フックフェース)気味にすることで、さらにボールをつかまえやすいはずだ。
あれ、中古価格はミニじゃない…
さて、中古ショップをのぞいてみる。とにかく飛ぶスプーン(3W)として有名だった「X HOT PRO DEEPフェアウェイウッド」、「X2 HOT PRO DEEPフェアウェイウッド」などは、7000円前後で見つけられた。ところが、テーラーメイド「SLDR Sミニドライバー」や「エアロバーナーミニドライバー」は数量が少なく、中古ショップではレア。どちらも1万円台後半でオークションサイトにあった。同モデルの“ミニじゃない”ドライバーに比べると1.5倍ほど高い。 「オリジナルワン ミニドライバー」は3万円台前半。「300ミニドライバー」は4万円台前半。「BRNR ミニドライバー」は5万円以上! ティアップして打つことを前提にしているロッディオ「RODDIO COMPACT ドライバー」を3万円弱で見つけられたが、こちらはかなりレアだ。
小さ目な大型ヘッド&短尺シャフトでつくってみた
ミニドライバーの価格は中古でも決してミニではないというのが現状だ。数が少ないのもその理由のひとつ。そうであれば、シャフトを短くカットして、ほんの少し小さい430㏄程度のドライバーと合わせるのも手かもしれない。 43インチ、44インチくらいのシャフトが有効。弾道は低くなるのでロフト角は大きめのものを選んで欲しい。筆者は43.5インチにシャフトをカットして試してみた。2008年以降のドライバーヘッドなら、問題なく使えるだろう。(文・田島基晴)