ドライフラワーとプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントの作り方
デザイナーやおもてなしの専門家も口をそろえて話すように、 フラワーアレンジメントは、テーブルセッティングをより華やかにするための重要な要素だ。アレンジメントによっては、部屋の印象がガラッと変わることも。だから、季節ごとに装いを変えて、フレッシュな彩りを保ち、テーブルウェアを引き立てることが大切だ。 ミニマリストであろうと、大胆なデザインに目がない人であろうと、花は空間のムードを作り、洗練させるのに役立つはず。でも、冬の寒い時期に切り花を長持ちさせるにはどうしたらいいのだろう? ドライフラワーのアレンジメントがぴったりの解決策かもしれない。そこでフラワーデザイナーにプリザーブドフラワーを完璧に仕上げるコツを聞いた。US版「エル・デコ」より。
まず、花を乾燥させる
「ロザリラ」の創設者であるルティ・ジャナニアに、家庭でのドライフラワーや保存に最適な花を尋ねた。 「重要なのは、茎を清潔に保ち、できるだけ乾燥させることです。茎を一本ずつ、あるいは小さくまとめて乾燥させることで、バクテリアやカビが繁殖する可能性が低くなることがわかりました。植物原料に酢と水を混ぜたものをスプレーすることもありますが、消毒用アルコールでも大丈夫です」と、ジャナニアは言う。
試してみたい花の種類 ・ムギワラギク ・オオアザミ ・ユーカリ ・小穂 ・ストレリチア ・ローズマリー ・バンクシア ・トールグラス ・ワラビ ・スポンジ状きのこ その他の用品 ・好みの花と葉物 ・フローラテープ ・ヘアスプレー
ステップ・バイ・ステップ 1.花や茎から余分な葉を取り除く。 2.茎を好みの長さにカットする。 3.輪ゴム、針金、麻ひもなどを使って茎を結ぶ。「乾燥した素材を扱うのに私が好んで使うのは、脱水した草や似たような素材をフローラルテープを使って手で包んで小さめの束を作ることです。コルセットのようなものだと考えてください。束がきつくなればなるほど、ウエストは引き締まっていきます」とジャナニアは説明する。 4.暗くて乾燥した、風通しのよい場所に逆さに吊るす。直射日光を避ければ、花の色を保つことができる。 5.2~3週間乾燥させる。 6.乾いたら花を下ろし、ヘアスプレーを吹きかけて保護する。