「大切な記憶を後世に」図書館が小中学校の校歌を収集 作曲した生徒も収録に参加 HPや動画サイトで視聴も【岡山・真庭市】
RSK山陽放送
母校の校歌を覚えてますか。岡山県真庭市の図書館が、市内の小中学校の校歌を収集する活動を進めています。すでに閉校になった学校も含め、学び舎の記憶とともにかつての人々の営みを後世に残そうという取り組みです。 【写真を見る】「大切な記憶を後世に」図書館が小中学校の校歌を収集 作曲した生徒も収録に参加 HPや動画サイトで視聴も【岡山・真庭市】 「みなさんが歌うのは、真庭市で閉校になった小中学校の校歌です」 真庭市の中央図書館では地域おこし協力隊などと連携し、市内小中学校の校歌を集める取り組みを行っています。その名も「真庭校歌研究室」です。 (真庭市立中央図書館 西川正館長) 「当時の小中学校に通っていたみなさんが高齢になっていて、小中学校の記憶を残していくには今が一番いい時期ということで」 図書館では歌詞や作詞作曲者など校歌にまつわる情報を保管するとともに、卒業生らが歌う校歌を映像で記録しています。さらに集めた校歌は図書館のホームページや動画サイトで視聴できるようにしています。 (真庭市立中央図書館 西川正館長) 「大事な地域の記憶をみなさんの声で残して、次の世代に渡していくというのは本当に楽しい時間になるものだなと実感しています」 ■50年前に閉校した中学校の校歌を卒業生らが歌う 今年の3月、およそ50年前(1970年)に閉校した有隣中学校の校歌収録が行われ、校舎の跡地におよそ30人の卒業生らが集まりました。 当時、音楽部だった山本和子さんは、なんと校歌の作曲者です。 (山本和子さん) 「先生におねだりして『ほかの学校に校歌があるのに作ろう』って…」 3年生の時、まだ学校に校歌がなかったことから「卒業式で歌いたい」と音楽部の同級生だった日笠伸子さんとともに校歌を作曲。作詞はほかの生徒が担当し、手作りの校歌ができあがったといいます。 (日笠伸子さん) 「私たちが校歌を作曲したということで、卒業式の当日に2人で文化功労賞という表彰をしてもらったんですよ。それがすごく印象に残っています。何回も(賞を)いただく練習を2人でさせられて…」 さらにこの日は理科の教師だったという大本家康さんも駆け付けました。
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