「大切な記憶を後世に」図書館が小中学校の校歌を収集 作曲した生徒も収録に参加 HPや動画サイトで視聴も【岡山・真庭市】
(元有隣中学校教諭 大本家康さん) 「そりゃあ嬉しいですよ。私もう94歳ですからね。生きているうちに会えたから良かったですよ」 いよいよ収録の準備が整いました。 (♪校歌) 月日は経ちましたが、同じ卒業生、息はぴったりです。 (山本和子さん・日笠伸子さん) 「感無量ですね」 「私もビックリしました」 「こういう時が来るとは思いもしませんでした」 (元有隣中学校教諭 大本家康さん) 「歌詞も忘れていたけど歌ってみると思い出すね…」 ■校歌収集の目的のひとつは「コミュニケーションが生まれること」 当時の記憶がありありとよみがえってきたみなさん。あちこちで思い出話が溢れだします。 (卒業生) 「ほとんど忘れていたけれど、『有隣、有隣』の歌詞をおもしろくて『幽霊、幽霊』と歌っていたのを思い出しました」 「当時は野球部でバンバン打って、そこの木があるでしょう。それを越えていました。それを思い出しました。歌を歌って本当に懐かしいですわ」 こうしたコミュニケーションが生まれることも校歌収集の目的の一つだといいます。 (真庭市立中央図書館 西川正館長) 「本当にいい交流のきっかけになるというのは、何度も体験して実感しています」 真庭市では戦後の学校制度の枠組みで75の小中学校が誕生したといいますが、少子高齢化により統廃合が進み、現在は26校を残すのみとなりました。 (真庭市立中央図書館 西川正館長) 「元々図書館は先人の知恵をきちんと次の人に渡していくということが大きな役割ですから、そこに確かに生きていた人たちがいる。その当時のいきいきとした子どもたちの姿を多くの人に共有してもらえたらなと思っています」 これまでに収録した校歌は38校分。真庭校歌研究室では地域の大切な記憶を後世に伝えようと、75校すべての校歌収録を目指しています。
RSK山陽放送
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