原沢久喜、初戦で敗れる 今後は「無差別の日本一を目指して頑張っていきたい」…柔道選抜体重別
◆柔道 全日本選抜体重別選手権 最終日(7日、福岡国際センター) 男子100キロ超級で東京五輪代表の原沢久喜(長府工産)が1回戦で敗退した。太田彪雅(旭化成)と10分27秒の長期戦の末、捨て身技で技ありを取られ、優勢負け。「何個かチャンスはあったけど、ものにできなかったところが敗因かなと冷静に受け止めている」と振り返った。 16年リオ五輪の銀メダルを上回る結果を求めてきた21年東京五輪は5位だった。五輪後は練習方法や調整、「日本重量級を背負って戦っている。ふさわしい柔道をしないといけない」との責任感に縛られすぎたことを反省。「そういった部分を払しょくしていくために、自分の中であらがってきた」と明かした。 ただ、斉藤立(国士舘大)らとの争いに敗れ、パリ五輪には届かなかった。今後は体重無差別で争う全日本選手権(4月29日、日本武道館)のタイトルに照準を合わせていく。「無差別の日本一を目指して頑張っていきたい。自分の中で、そこが目指せないと思ったら辞めます」と競技への向き合い方を語った。
報知新聞社