【結婚指輪スナップ】素敵なあの人は手元もおしゃれ! 春本番の装いを引き立てるジュエリースタイル
おしゃれな人の気になるブライダルリング事情を調査。 【写真】おしゃれな人のジュエリーコーデをもっと見る
同色でミニマルにまとめる個性豊かなストーリー
アートディレクター・グラフィックデザイナー 田熊佑衣さん アパレルやジュエリーブランドを中心に、ヴィジュアルディレクションやグラフィックデザインなどを幅広く手がける田熊佑衣さん。春の装いに選んだのは、数年前にヴィンテージショップで購入したという柔らかい肌触りのシルクシャツ。やさしいベージュと黒基調でまとめたミニマルさが、繊細なジュエリー使いを引き立てる。 田熊さん:「洋服もアクセサリーも、普遍的なアイテムをベースにその時々の気分を足していくスタイルです」。 左手の薬指には、マリッジリングと“婚約指輪のようなもの”と話す華奢なリングを重ねづけ。 「細いゴールドの指輪は交際1年記念にプレゼントしてもらったもの。いつかこの人と結婚するんだろうなと感じて以来、12年間つけ続けているので婚約指輪だと思っています(笑)。もともとあった小さなダイヤモンドがある日ポロッと取れてしまったのですが、より滑らかになったこの形もいいなと。もちろん、そのダイヤモンドも大切に保管しています」。 結婚式を控えた時期、パートナーとともに銀座で探し始めたマリッジリングは最終的に東京発のジュエラー、アベリに行き着いた。 「デザイン事務所に勤めていた頃、制作に携わったブランドで、ものづくりの姿勢やコンセプトに惹かれていたこともあり即決でした」。 インスピレーションを意味する“第6感”に着想を得て6つのダイヤモンドが配され、田熊さんの仕事内容にもぴったり。 頭の中をクリアにしておきたい作業中は、写真のように極力シンプルな仕上がりに。今回は祖母から受け継いだクラシカルなパールのリングで、左右のボリュームを調整して。 2本のウェディングリングを軸に、肌なじみのいいイエローゴールドが特にお気に入り。気になるラインナップは、手彫りで言葉が刻まれたララガンのリングや、友人が作っているというノムグで購入した艶やかなムーンストーンのリングなどが定番だ。 「質感やシルエットが美しいと、手元から心身が整うような気がします。静かだけれど内なる情熱が感じられて、どんなアイテムとも調和してくれるのが理想。ものづくりの背景や人柄に共感したリングを身につけることは、クリエイションの刺激にもなっています」。