露地物スイカ シャリ感抜群 JA松本ハイランド管内で出荷開始 長野県松本市
JA松本ハイランド管内で1日、露地栽培のスイカの出荷が始まった。初日は生産者14軒が長野県松本市波田の共選所に約3500玉を運び込んだ。出荷は9月半ば頃まで82万ケース(1ケース2玉、ハウス含む)を予定し、恒例の「すいか村」は10日から同JAあぐり資材センター和田前で営業する。 共選所では、荷台いっぱいにスイカを積んだトラックが次々と到着し、手際よく荷降ろしが進められた。試食用のスイカの糖度は、出荷基準の11度を上回る12・5度だった。 4月上旬の定植以降、低温の影響が心配されたものの、6月の好天で生育が進み、出荷開始は例年より2日早かった。近年はカット販売の需要が増しており、果肉色や硬さも重視しながら栽培されている。同JAすいか部会の瀬川俊幸部会長(62)は「出来は上々で糖度もシャリ感も申し分ない。ハイランドのスイカで暑い夏を元気に乗り切ってもらえれば」と話していた。 地元のスーパーや直売所で販売するほか、関東、関西、中京の大都市圏を中心に出荷する。
市民タイムス