車椅子テニスプレイヤー上地結衣の“挑戦と覚悟の日々”を追うドキュメンタリー 映画『The Break 世界一、負けず嫌いのテニスプレイヤー、上地結衣。』
先日パリで開催された2024パラリンピック競技大会で、シングルス・ダブルスで金メダルを獲得した、プロ車いすテニスプレイヤー上地結衣。6年連続世界ランク2位である彼女が世界に挑戦する日々を追いかけたドキュメンタリー映画『The Break 世界一、負けず嫌いのテニスプレイヤー、上地結衣。』が公開される。この度、本作の特報映像とティザービジュアルが公開された。 先天性の病で、成長と共に歩行が困難になり車椅子生活となった上地は、姉の影響で11歳からテニスを始め、テニスプレイヤーとしての才能を開花させていく。周囲のサポートもあり、高校3年生でロンドン2012パラリンピック競技大会に出場、高校卒業後はプロに転向し、親元を離れて18歳から単身海外遠征へ、20歳で世界ランキング1位を獲得した。 2017年には、全豪オープン、全仏オープン、全米オープンで優勝、年間王者に。リオ2016パラリンピック競技大会は銅メダル、東京2020パラリンピック競技大会は銀メダルを獲得。しかし、10年以上にわたって世界の車椅子テニス界を牽引する彼女の前には、オランダのディーデ・デフロート選手が立ちはだかり、上地は世界ランキング2位に6年間甘んじることに。 本作は、上地選手が、金メダルに向けて、世界一に向けて、日々戦い続ける姿を追いかける。 制作チームは、1年のほぼ大半を海外遠征に費やし世界中を飛び回る上地を、3年間にわたって密着取材。加えて、上地を日本から明るく見守る母や、彼女に寄り添い、最適解を一緒に導き出そうとするコーチや車椅子エンジニア、車椅子テニス界のレジェンドで昨年引退した元プロ車いすテニスプレイヤーで男子世界歴代最多となる計50回優勝の記録保持者・国枝慎吾らが、それぞれの立場から彼女を支える姿も同時に描いていく。 また、本作のナレーションは、「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役をはじめ、「東京喰種トーキョーグール」『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』などでも声優として活躍する花江夏樹が担当する。 映画『The Break 世界一、負けず嫌いのテニスプレイヤー、上地結衣。』2024年10月18日(金)より全国順次ロードショー。
otocoto編集部
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