【逃げ上手の若君】結川あさきと矢野妃菜喜が語る!こだわりの収録
中村悠一が演じる胡散臭さすぎる頼重
――時行の庇護者で雫の「父様」である諏訪頼重についてはどんな印象がありますか? 結川 頼重殿がいてくれなかったら『逃げ若』の物語は、始まらなかったと思うんです。時行を鎌倉から救い出し、暮らす場所や仲間、戦い方まで全てお膳立てをしてくれたのは頼重殿なので。時行にとってかけがえのない父のような存在ではあるんですけど、パッと見るかぎり胡散臭さしかないんですよね(笑)。 矢野 いや本当に胡散臭いんですよ(笑)。「父様」というより胡散臭さの方を強く感じています(笑)。演じている中村(悠一)さんの演技も完璧すぎて。胡散臭い頼重から人の上に立つ威厳あふれる頼重まで、見たことない引き出しを開けながら演じていくところは、いつもすごいなって思いながら見ていました。 ――逃若党の仲間たちで気になるキャラクターがいれば教えてください。 結川 もちろんみんな気になっているんですが、特に注目しているのは弧次郎かな。一番主従関係をしっかり守って時行を慕ってくれているので。将来的には郎党の筆頭みたいな感じになってくれそうですよね。 矢野 私は個人的に弧次郎と亜也子の組み合わせがすごく好きです。また、玄蕃も自由すぎるところが面白いですよね。あとはやっぱり吹雪ですか。ずっとご飯を食べていて(笑)。 結川 全セリフ食べています。 矢野 台本を読んでいて「ここは食べてないだろうな」ってシーンも、現場判断で「食べとく?」みたいになることが多くて(笑)。そこはぜひ放送でチェックしてみてください。 ――最後にTVアニメ『逃げ上手の若君』に期待していることと合わせて、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。 結川 やっぱり時行がどう逃げるのかは気になりますね。原作コミックとはまた違う、アニメの時行ならではの見事な逃げシーンが、迫力や面白さとともに表現されていくので、いまからすごく楽しみです。そんな時行の「全力で逃げながら鎌倉を取り戻す」物語にぜひご期待ください! 矢野 時行の逃げているときのキラキラした表情がすごく楽しみです。あと私は崩れた頼重の変顔とか、そこかしこに散りばめられているギャグシーンがアニメでどう表現されるのかがすごく気になっています。ビックリしちゃうぐらいの変顔がどう面白く映像化されているのか、早く見たいですね。歴史ものが苦手な人たちでも「なんだこりゃ面白い」って思えるお話になっていますので、まずはフランクに一回見ていただいて、この作品の魅力に触れてもらえたら嬉しいです。 結川あさき(ゆいかわあさき) 2月15日生まれ。アイムエンタープライズ所属。主な出演作はTVアニメ『となりの妖怪さん』(杉本睦実/むーちゃん)、『シャングリラ・フロンティア ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』(陽務瑠美)、劇場アニメ『トラペジウム』(東ゆう)ほか 矢野妃菜喜(やのひなき) 3月5日生まれ。ソニー・ミュージックアーティスツ。主な出演作は『変人のサラダボウル』(サラ・ダ・オディン)『ウマ娘 プリティーダービー』(キタサンブラック)、『SELECTION PROJECT』(美山鈴音)、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(高咲侑)
ライター 川畑剛