「ノモの国」建物外観完成 万博パナソニックグループパビリオン、子どもたちに「Unlock」体験を
パナソニック ホールディングス(HD)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」建物外観が完成し、19日報道陣に披露した。民間パビリオンとしてはいち早く完成し、今後は内装を整え、来年2月竣工をめざす。 【関連写真】ココロを解き放つUnlock体験で、子どもたちの未来の可能性を拓く展示を目指す 同社では「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」をコンセプトに「ノモの国」を出展。次代を担うα(アルファ)世代の子どもたちに向け、常識や思い込みから解き放たれ、自身も気づいていない秘められた力や可能性を「Unlock」する体験型パビリオンとする計画だ。 「ノモの国」の内部は、Unlock体験エリア(922平方メートル)と、展示エリア「大地」(165平方メートル)がある。Unlock体験エリアは、4つのZONEで構成される。 照明や立体音響、360度映像、ミストウォール、ボルテックスリンク、ハプティクス技術などを駆使し、五感を刺激する独自の「空間演出」を実現する。同社が培ってきた光、音、映像、気流制御などの最新技術が導入されている。 「ノモの国」に迷い込んだ来館者が、各ZONEを体験するごとに、次第に感覚が研ぎ澄まされ、感性を解き放ち、自身の可能性を信じて、新たな一歩を踏み出す心を育んでもらうことを目指す。 パナソニック HD関西渉外・万博推進担当の小川理子参与は「子どもたち一人ひとりの感じ方は異なるが、可能性や潜在力はそれぞれに備わっている。"ノモの国"に来て、すごいとか、面白い、いつもと違うといった体験により、ココロが解き放たれる感動を味わっていただけるものにしたい」と話す。
電波新聞社報道本部