代打出場で番狂わせ狙うフランクちゃん（左）とONEからの凱旋出場となる麻火

　2024年7月26日（金）東京・後楽園ホール『RISE 180』の前日計量＆記者会見が、25日（木）都内にて14：00より行われた。 【写真】なぜか握手しながらのフェイスオフ 　セミファイナル（第10試合）のスーパーライト級（-65kg）3分3R延長1Rで対戦する、フランクちゃん（タイ/TRY HARD GYM）は64.75kg、同級4位・麻火佑太郎（PHOENIX）は64.85kgでそれぞれ計量をパス。 　負傷欠場の直樹に代わって出場となったフランクちゃんは「ありがとう伊藤（隆）ちゃん。明日の試合、フランクちゃん頑張る」と日本語で挨拶。麻火は「直樹選手との試合を楽しみにしていたファンには申し訳なく思います。フランクちゃん選手には、急な変更にも関わらず試合を受けてくれてありがとうございます。自分は世界を獲ると決めたので9月につながるいい勝ち方をしたい」と、世界トーナメント予選へ向けて勢いをつけたいとコメント。 「明日は僕のチームのことを信じて、絶対にKOで勝ちます」と勇ましいフランクちゃんに、麻火は「フランクちゃんは前回70kgで試合をしていましたが、向き合った時に65kgがベストかと感じたので、明日の方がいいパフォーマンスしてくれると思うし、僕もいいコンディションで臨んでいい勝ち方が出来ればと思います」と65kgのフランクちゃんは油断はできないとした。 　元王者との対決がなくなった麻火はモチベーションの影響について聞かれると「話を聞いた時はショックだったけれど、1～2時間後には切り替えていました。自分がいい試合を見せるしかない。直樹選手との試合を楽しみにしていた人も、僕の試合を見ていい試合だったと思わせる試合をしないといけない。それと、世界トーナメントに出る時に誰が出てくるか分からないので、それが試されるとポジティブに考えています」と、世界トーナメントへ向けていい経験になると考えているとする。 　直樹との試合を実現させたいかと聞かれると、「その気持ちは今はなくて。僕だったら小指を骨折していても出るかなと思いますが、直樹選手とまた組まれる前に僕がもっと上に行きたいですね」と、先を行かせてもらうと言い放つ。 　フランクちゃんは65kgでの試合について「この前の試合は70kgで出ましたが、僕のベストは一番好きなのは65kgなので必ず勝ちます」と自信を見せる。 　麻火がムエタイの鉄人セクサンから勝利を収めていることには「セクサンには勝ったかもしれないけれど、まだ僕には勝ってないので、絶対に楽しい試合をして僕が勝ちます」と、自分はセクサンとは違うとした。 　これを聞いた麻火は「セクサンより強いんですか？」とフランクちゃんに問いかけ、フランクちゃんは「セクサンより強いかどうかは分からないけれど、明日になったら分かります。絶対に楽しい試合を見せます」と試合で見せると返答。 　それでも麻火は「明日は僕がKOで勝ちます」と堂々と宣言した。