元気に地元盛り上げたい アイシン・岡本
女子バスケ、ENEOSから移籍
愛知県豊川市出身で女子バスケットボールの岡本彩也花選手(33)は今春、「ENEOS」から刈谷市を本拠地とする「アイシン」に移籍した。「元気な姿を見せることが一番。優勝して地元を盛り上げたい」と新天地で奮闘している。 豊川市立豊小、名古屋市立猪子石中を経て、強豪の桜花学園に入学。2年生からスターターを担い、5回の全国大会優勝に貢献した。2010年にENEOSに入団し、3年目から主力に定着。粘りのある守備と正確な3点シュートを武器に、Wリーグ11連覇、皇后杯10連覇の黄金期を支えた。 昨季は無冠に終わり、「次へとステップアップしたい」と、昨季8位のアイシンに電撃移籍した。大きかったのは高校から14年間一緒にプレーし、アイシンでもチームメートとなった渡嘉敷来夢選手(33)の存在だった。岡本選手は渡嘉敷選手を「細かいところを一つひとつしっかりやるし経験が違う」と表現し、渡嘉敷選手は「ディフェンスの要」と互いに認め合う。 16~17日に豊橋市総合体育館で古巣との2連戦に出場。ミニバス時代の仲間らが駆け付けるなか、1戦目は第4クオーターから途中出場したが、66対73で敗れた。「ディフェンスからリズムをつくるタイプだが、もっと攻めても良かった。40分間アグレッシブに守備をすれば勝てた」と反省した。 「ENEOSはリバウンドも強いし、よく走る。渡嘉敷と一緒に今までの経験をチームメートに伝え、勝つだけではなく一つひとつの試合で成長できるようにしたい。チャレンジャーの気持ちでやるべきことをやって優勝したい」と意気込んだ。
東愛知新聞社