芸能生活60周年・西川きよし、元相方の横山やすしとは「毎日仏壇で話しを」…オール阪神・巨人らゲストで駆けつけ
■ 77歳の今も舞台上を走り回る…漫談は約20分
お笑い芸人・西川きよしの芸能生活60周年を記念した全国ツアーの千秋楽が3月31日、「なんばグランド花月」(大阪市中央区)にておこなわれ、月亭八方、オール阪神・巨人、黒田有(メッセンジャー)、ケンドーコバヤシら豪華ゲストがかけつけ、昔話に花を咲かせた。 【写真】オール巨人・阪神ら、付き合いのある芸人が西川と囲む…公演の様子 1964年に「吉本新喜劇」の研究生として入団、2年後には横山やすしと漫才コンビを結成した西川。昨年亡くなった坂田利夫とは58年来の友人であり、芸人としての活動を並行しつつ参議院議員を3期・18年間務めた。現在も精力的に舞台に立ち続けている。 氷川きよしの『きよしのズンドコ節』で登場した西川は、手を振りながら舞台上を駆け足で回った。その後は約20分間ノンストップで漫談を披露。ときに客席に語りかけ、「良いことばっかりじゃ無かった」と芸能生活を振りかえった。坂田については「あんなアホな人おりませんで」と前置きし、「葬式で『アホの坂田』が流れまして。大阪は人が亡くなっても笑いになるんかと。みなさんで天国に拍手を送ってやってください」としのんだ。 また、「毎日仏壇でやすしさんと話します」と、1996年に亡くなった元相方・横山やすしについて明かすと、会場からは拍手が。「横山やすしって知らんやろぉ」と客席の子どもに語りかけ、「法律を守らないおじさんだったんです」と説明すると笑いが起こり、「ほんまに僕はやすしさんに、強く生きる勉強をさせていただいました」と語った。
■ 暴露止まらず…「昭和って良い時代でしたね!」
コーナーでは、ゲストら総出で西川の「伝説」について明かす一幕も。「むちゃくちゃ真面目だから愛してはいけない人も愛してしまう」「消えたパンツの確認」「舞台に出た瞬間に後輩の車種を聞いてしまう」「寿司にビックル」「アドリブ重ねでネタ時間が1時間15分に」など、話が止まらず、MCのケンコバも「どんだけ出てくんねん!昭和って良い時代でしたね!」と慌ててセーブするほどだった。 その後も西川の予測不能な行動がクイズ形式となり「誰が分かんねん!」と師匠ながら総ツッコみされるなど、終始、西川の愛され度合いが伝わってきた同公演。最後には落語家・桂文枝がサプライズ登場し、60周年を花束で祝った。