藤井貴彦、フリーになって「本当に泥臭かった」7か月…慣れてきたフジで“テレビマンの腕が試される”番組
■日常を切り取ったものがドラマになる 改めて今回の収録を振り返り、「この番組はドキュメンタリーでその人にとっては日常を切り取っているだけなのに、“事実は小説より奇なり”と言うように、全部ドラマなんです。だからテレビマンとしては、こんなにドラマを撮り逃してきたのかと反省するところがいっぱいあると思いました」と話したところで、横にいたスタッフが缶コーヒーをこぼしてしまうアクシデントが発生。 すかさず、「こういうことが世の中にいっぱい転がっているので、カメラをどこに向けるのか、どこに耳を澄ますのか、そして映像をどう編集するのかによってドラマにもなるというのが、面白いなと思いました」と再確認しながら、「テレビマンにとってこの番組は自分の腕が試される格好の舞台なのではないかと。お刺身をどう切るかによって旨味が違ってくるのと同じように、人の人生にどう切り口を入れるかによって“実話”が面白くなるので、そんなスタッフの腕前とともに、ぜひ注目していただきたい番組です」とアピールした。
同期・羽鳥慎一と交わした「メイク」の約束
前髪を上げたセンター分けで、スーツを着たいつものニュースキャスターの姿と異なり、この番組では、前髪を下ろしたカジュアルなスタイルで臨んだ藤井。「スタイリストさんもヘアメイクさんも、私を“フジテレビ仕様”にしてくれているんだと思います(笑)」と感謝する。 実はフリーになるまで、髪形はずっと自分でセッティングしていたのだそう。それは、日テレ同期入社の羽鳥慎一と「俺たちは会社に全然貢献してないんだから、メイクしてもらうのは早いよな」と、新人の頃に約束したことを守っていたためだという。 「羽鳥がフリーになった途端、ヘアメイクされたのを見て、“あいつフリーになったんだなあ”と思いました」と振り返りながら、「“誰かに貢献できるようになったら、ヘアメイクも顔のメイクもしてもらおう”という約束を本当に果たせたのかは、フジテレビさんの判断次第になります(笑)」と委ねた。