『方舟を燃やす』(新潮社)(新潮社)公私の「つてこと」の数々をたどりつつ、人間の生の拠りどころとは何かを考えさせる―角田 光代『方舟を燃やす』鴻巣 友季子による書評【関連記事】日本社会の容赦ない縮図。2015年国内小説の中でベストの1冊―星野 智幸『呪文』鴻巣 友季子による書評辛いこともあるが最後はノホホンと。軽くて知的な読書にふさわしい―角田 光代『三月の招待状』阿刀田 高による書評正気と狂気の境い目、善意と悪意の境い目はどこにあるのか―角田 光代『私のなかの彼女』江國 香織による書評片端から絶えず消えてゆく「暮らし」をつなぎとめる小説―角田 光代『ツリーハウス』野崎 歓による書評根底にあるのは、血縁にもとづかない「家族」は可能か、そこに真の愛情はありうるかという問い―角田 光代『八日目の蝉』仲俣 暁生による書評