⚽サッカー「レジェンド」と交流 元日本代表・沢登さん、小林さんや現役選手も 岳南地域出身の選手集結 富士で1月
富士市と富士宮市を拠点に活動するサッカークラブ「岳南Fモスペリオ」などは2025年1月5日、交流イベント「富士山フットボール・ドリーム・フェスティバル」を富士市の富士総合運動公園陸上競技場で開く。元日本代表の沢登正朗さん(元清水エスパルス)をはじめ、岳南地域出身の「レジェンド」が富士の麓に集結。地元の子どもたちに「夢に向かって挑戦する大切さ」を伝える。 両市は多くのJリーガーを輩出しながら、プロのサッカーチームがないこともあり、トップ選手と触れ合う機会が限られている。フェスティバルはサッカー少年と少女が憧れの選手たちと交流し、競技の普及と育成につなげる機会として、地元サッカー協会や関係者とともに初めて企画した。 午前中に小学生対象の指導教室、午後は出身者による「フジ・ドリームスチーム」が、地元の高校選抜チームと岳南Fモスペリオとそれぞれ対戦する。沢登さんのほか、佐藤由紀彦さん(元FC東京)や元日本代表の小林大悟さん(元東京ヴェルディ)、大石沙弥香さん(元アルビレックス新潟レディース)らが参加。現役選手も出場を予定する。 岳南Fモスペリオコーチの平岡康裕さん(38)=元清水エスパルス=は「上の世代はこれだけ多くのJリーガーが出ていると知り、目標にして続いてほしい」と期待する。 クラブは24年に東海リーグ1部に上がり、27年の日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指している。地域密着型のクラブとして、今回のイベントを機に長期的な普及・育成活動に取り組む方針。監督と運営会社の社長を務める赤星貴文さん(38)=元浦和レッズ=は「地元出身の選手が戻ってくる受け皿のチームにしたい。サッカーを通して地域を盛り上げたい」と意気込む。 ■先着1000人無料公開 運営費や普及活動 来月までCF実施 「富士山フットボール・ドリーム・フェスティバル」の開催時間は、1月5日午前10時から午後3時半まで。入場無料のチケット制で先着千人に公開する。 イベント運営費や今後のサッカー普及活動などに利用するため、150万円を目標に12月22日まで、クラウドファンディングを実施している。 詳細はフェスティバルや岳南Fモスペリオの公式サイトで紹介している。
静岡新聞社