ムバッペ獲得のレアルにバルサは対抗意識メラメラ「我々の哲学のほうが好き」
育成組織ラ・マシアを信じる
レアル・マドリードがフランス代表FWキリアン・ムバッペ獲得を正式発表したことに対して、ラ・リーガのライバルであるFCバルセロナが早速反応した。 バルサのジョアン・ラポルタ会長は「ムバッペのレアル・マドリード加入はバルセロナのファンにとって、いいニュースではない」と『Barça One』とのインタビューで語り、この大型補強が脅威であることを認めた。 一方で対抗心も煮えたぎらせた。「しかし、率直に言って我々の哲学の方が好きだ。私はラ・マシア(バルサ下部組織)で育てられた選手たちが担う現在と将来のプロジェクトを信じている」 バルサは、ラ・マシア生え抜きのシャビ・エルナンデス監督が退任し、ハンジ・フリック新監督を発表したばかりだ。 ラポルタ会長は「我々はクライフ主義者。ライカールト、グアルディオラ、ルイス・エンリケとシステムを進化させてきた。(ハンジ・フリックは)ラ・マシアの無条件の取り組みに参加している」と強調し「「冷静沈着で責任感にあふれ経験豊富な人物であり、このプロジェクトを率いることに非常に興奮している」と全幅の信頼を寄せる。 巨額資金で世界中から大物選手を獲得して勝利の循環を作り出すレアルに対して、バルサはクラブ内での育成によるチーム作りで対抗することを改めて表明した。
構成/ザ・ワールド編集部