ルクレールがアメリカGPで今季3勝目&フェラーリ1-2!フェルスタッペンはノリスと激闘の末3位…ローソン&コラピント入賞、角田裕毅14位|F1
25周目に入ると、先頭ルクレールと2番手フェルスタッペンの差は10秒まで広がった。この周の終わりにフェルスタッペンはピットに入り、ハードの第2スティントに入った。3周前に入っていたサインツがアンダーカットに成功し、フェルスタッペンはサインツの後方でトラックに復帰している。 次の27周目にはルクレールもタイヤ交換を済ませ、サインツの7秒前方でピットアウトした。マクラーレン勢は32~33周目にピットインを行い、これで上位勢はすべてタイヤ交換義務を済ませた。 35/56周目の時点でトップはルクレール。7秒差で2番手サインツ、そこから4秒差で3番手フェルスタッペン、その5.5秒後方に4番手ノリスとなる。 ガスリーと角田については、アルボンを抜いた際にそれぞれ押し出したとして、ともに5秒ペナルティが課されることに。 ハードの第1スティントで粘り続けたローソンは37周目にピットインを行い、ミディアムにチェンジ。角田の前でピットアウトしている。その2周後にマグヌッセンが2度目のピットインを行ったこともあり、40周目時点でローソンが入賞圏内のP10に浮上した。 角田は41周目にオーバーシュート気味にターン1へと入り、そこでスピン。14番手まで順位を落としてしまった。
タイトル争いを展開している3番手フェルスタッペンと4番手ノリスは終盤に入ると接近戦となる。52周目のターン12ではフェルスタッペンがアウトのノリスを押し出す形になってポジションが入れ替わった。コース外走行でノリスがP3浮上の恩恵を受けたとして、このバトルは審議対象となる。ファイナルラップ中にスチュワードはノリスに5秒加算と発表している。 レースはルクレールがトップを快走し、そのまま今季3勝目となるトップチェッカーを受けた。2位には8.5秒差でサインツが入り、フェラーリが1-2フィニッシュを果たしている。フェラーリとしてのアメリカGP1-2はミハエル・シューマッハ&フェリペ・マッサによる2006年以来18年ぶりのこと。 ノリスは3番手で最終周を終えたが、5秒ペナルティにより4位降格。フェルスタッペンが3位表彰台に上がった。 5位ピアストリ、6位ラッセル、7位ペレス、8位ヒュルケンベルグと続く。フェラーリ勢が1-2、レッドブル2台が3-7だったこともあり、コンストラクターズ争いでは2位レッドブル(504点)、3位フェラーリ(496点)の差が8ポイントまで詰まった。 約1年ぶりの実戦となったローソンはP9でキャリア2度目の入賞をつかみ取った。10位フランコ・コラピントまでがポイント圏内のフィニッシュとなっている。 角田は最後5秒ペナルティが加算されたものの、後方ストロールとの差があったこともあり、14位でアメリカGPを終えた。F1デビューの2021年からオースティンでは3年連続入賞を果たしていたが、4年目にしてアメリカGPでの入賞を初めて逸した形になる。