元韓国代表アン・ジョンファンが20年前の暗闘を暴露。母国メディアは「協会は同じような論争に巻き込まれた」と指摘
パク・チソンも「いつまでこんなことが続くのか」と落胆
元韓国代表のアン・ジョンファンが、かつての代表チームを取り巻く状況を振り返った。母国メディア『ノーカットニュース』などが伝えている。 【PHOTO】華やかなコスチュームでエール! 大会を彩る韓国女子サポを特集! 同メディアが「アン・ジョンファン、20年前の暗闘暴露。外人を切って自分が監督になろうとした」と題した記事によれば、日本の清水や横浜でも活躍した元FWは、自身のYouTubeチャンネルでキム・ナムイル、チョ・ウォンヒ、キム・ヨングァンらと共に、2006年のドイツ・ワールドカップ以前の状況に言及する。 2004年6月からオランダ人のヨー・ボンフレールが韓国代表の指揮を執っていたが、アン・ジョンファンは「当時、ボンフレール監督のキャリアが他の人より劣っていると見る人がいた」と明かす。続けて「彼らは何とかボンフレール監督を切って、自分が監督の席に座ろうとした」と、KFA(大韓サッカー協会)内部での動きを示唆した。 これに同調するように、同じく代表で活躍したキム・ナムイルは、「監督が2人いるような気がしたし、目に見えない外圧でチームの雰囲気が良くなかった」と回想する。 『ノーカットニュース』は、「20年後、協会は同じような論争に巻き込まれた。Kリーグの蔚山を率いていたホン・ミョンボ監督を選任する過程で、公平性を無視したという批判を受けている」と指摘。「元代表で監督選任の過程を共にしたパク・チュホが『ホン・ミョンボ監督の選任は、手続きの中で行なわれたものではない』と暴露し、サッカー界は大きな衝撃を受けた」と伝えている。 こうした事態に、韓国のレジェンドであるパク・チソンも「悲しい。いつまでこんなことが続くのか」と落胆。多くのOBが現状を憂いているようだ。 なお、ボンフレール監督は2005年8月に退任。ディック・アドフォカートが後任に就き、翌年のドイツW杯は1勝1分1敗でグループステージ敗退となった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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