イギリス王室キャサリン妃ほか、病気と闘うロイヤルたち
シャルレーヌ妃(モナコ)、耳鼻咽喉感染症から心身の極度の疲労状態に
モナコ公室シャルレーヌ妃は2021年5月、チャリティ活動のために訪問した妃の母国でもある南アフリカで耳鼻咽喉感染症の合併症で倒れ渡航不可に。現地で緊急手術を受け、長く療養生活を送ったのち、同年秋にようやくモナコに帰国した。しかし、帰国後間もなく公妃の健康状態が再び悪化。極度の精神的・肉体的疲労により、スイスのクリニックでさらなる療養を行った。 シャルレーヌ妃が公務に復帰するまで回復できたのは翌年の4月。2022年12月、シャルレーヌ妃は『モナコ・ マタン』紙のインタビューの中で健康を取り戻した喜びについて次のように語っている。「まだ時間はかかりますが、私は幸せです。家族や愛する人たちが私の支えです。一歩ずつ、一日一日、未来に向かって進んでいます」
ユージェニー王女(イギリス)、脊柱側弯症
エリザベス2世女王の孫で、アンドルー王子&セーラ妃の次女にあたるユージェニー王女は12歳のときに脊柱側弯症の治療のために20センチほどのチタン製の棒を脊柱の両側に入れる大掛かりな手術を受けている。脊柱側弯症は脊柱が片側へ弯曲する病気で、症状の多くは10~15歳頃に出始め、原因不明の場合も多く、思春期特発性は女性に多く出現すると言われる。ユージェニー王女は矯正手術が必要と判断され、イギリスの王立整形外科病院で手術を受けた。2018年6月の「国際脊柱側弯症啓発デー」ではユージェニー王女が子どもの頃に側弯症の治療を受けた時のレントゲン写真を初公開。治療にあたる医療従事者たちを称えた。
2018年10月に行ったジャック・ブルックスバンクとの結婚式では、背中が大胆に開いたドレスを選択。背中の手術跡を見せることで、自分を助けてくれた人々に敬意を示して、脊柱側弯症と闘う他の人々に勇気を与えたい、と語った。