イギリス王室キャサリン妃ほか、病気と闘うロイヤルたち
チャールズ国王(イギリス)、2024年2月にがん診断を発表。現在も治療中
2024年1月、キャサリン妃の腹部手術発表と同日にバッキンガム宮殿はチャールズ国王が前立腺肥大の治療を行うために入院することを発表。国王は同月26日にロンドン・クリニックに入院し、29日に退院した。 それから1週間後、宮殿はチャールズ国王が“ある種”のがんと診断されたことを公表。詳細は明らかにせず、定期的な治療を開始し、その間は公務を延期することになると伝えた。その後、チャールズ国王は個人的なメッセージを発表。多くの支援や励ましのメッセージに感謝の意を表して、「がんに苦しむ人なら誰でも知っているように、このような優しい思いは最大の慰めと励ましです」と書いた。 4月以降は公務に復帰したチャールズ国王だが、10月に行われたオーストラリアとサモアへのロイヤルツアーの期間を除いて、2024年を通じてがん治療は続けられている。治療の進捗について、バッキンガム宮殿の「来年の海外旅行の予定をほぼ通常通りとするよう準備を進めている」との発表から、メディアは明るい見通しと報じている。
セーラ・ファーガソン(イギリス)、定期検査で乳がん診断
アンドルー王子の元妻で、ベアトリス王女とユージェニー王女の母親であるセーラ・ファーガソンのスポークスパーソンは2023年6月、セーラ妃が乳がんの診断ののち、片側乳房切除手術を受けて成功したと発表した。手術の前日に収録されたポッドキャスト「Tea Talks With The Duchess and Sarah」の中で、セーラ妃は姉のジェーンが定期検査を勧めてくれたことを振り返り、人々にも検査による早期発見の大切さを訴えた。 「私がここで世間に訴えているのは、このポッドキャストを聞いているすべての人に検査を受けてほしいからです。ともかく検査を受けましょう」
セーラ・ファーガソン(イギリス)、皮膚がん診断
セーラ妃は2024年1月、乳がんを克服したと発表したわずか数週間後に今度は「悪性黒色腫(メラノーマ)」も診断されたことを公表。広報担当者によると、セーラ妃は乳房の再建手術中に、皮膚科医によっていくつかのほくろもあわせて除去。そのうちの一つががんであると分かったという。診断後、セーラ妃はロンドンで悪性黒色腫の治療を受け、オーストラリアの医療健康リゾートで療養を行っている。 代理人は「公爵夫人は、支えてくれた医療チーム全員、特に病気が早期に発見されるよう尽力してくれた皮膚科医に感謝の意を表している」とし、新しいほくろの大きさ、形、色、質感、そして出現を確認することがメラノーマの兆候を見つけるために重要だという、妃からのメッセージを伝えた。 2度のがん診断を乗り越えた今、セーラ妃は「がんに支配されるのではなく、がんを適切な場所に配置できたと思います。私はがんを隅に追いやったのです」と語っている。