フリックはバルサにカンテが欲しかった? 続く財政問題で守備的MFの補強は難しいか
新戦力補強は難しく
前半戦の最後に調子を落としてしまい、ラ・リーガ3位に後退したところで年内の戦いを終えたバルセロナ。本来ならば、後半戦の戦いへ冬の市場で補強に動きたいところだろう。 しかし、バルセロナには財政問題が続いている。今季の開幕前にもライプツィヒからMFダニ・オルモを獲得したものの、サラリーキャップの問題が解決できなかったことから選手登録が遅れるトラブルがあった。 その後オルモの登録は完了したが、これは12月31日までの暫定的な措置と伝えられている。サラリーキャップの問題を解決しなければ、再びオルモを登録できなくなるのだ。 そんな中、スペイン『SPORT』は指揮官ハンジ・フリックがサウジアラビアのアル・イテハドでプレイするMFエンゴロ・カンテ、バイエルンMFレオン・ゴレツカの獲得を望んでいたと伝えている。 どちらも守備的MFをこなす選手であり、フリックはカンテのことを最優先に考えていたようだ。カンテは欧州を離れているものの、今夏のEURO2024ではフランス代表の一員として圧巻のパフォーマンスを見せていた。今でも欧州トップリーグで活躍できる実力者であることは確実だ。 現在のバルセロナでは若いマルク・カサドが中盤で奮闘しているが、フレンキー・デ・ヨングのコンディションも整わず、中盤の守備力にはやや不安が残る。カンテのように守備を引き締めてくれる選手がいれば心強い。 しかし前述の通り財政的な問題があり、クラブはNoと答えたようだ。あくまでダニ・オルモの登録が最優先で、今冬に新選手を獲得するのは難しそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部
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