【学生制作のカスタマイズカー】東京オートサロン2025に 車体系の課程を有する愛知校・京都校メンバー
学生が制作したカスタマイズカー
日産は24日、日産グループである学校法人日産学園 日産・自動車大学校の学生が制作したカスタマイズカーを、東京オートサロン2025に展示すると発表した。 【写真】学生制作の3台と歴代の「東京オートサロン」の様子をみる (37枚) 日産・自動車大学校は、全国に5校(栃木校・横浜校・愛知校・京都校・愛媛校)あり、5校に共通する自動車整備の国家資格取得を目指す学科に加え、モータースポーツ系や車体系(板金・塗装)の課程をもつ自動車整備専門学校だ。 今回、車体系の課程を有する愛知校・京都校の学生たちが授業の集大成として制作した3台の車両を出展する。
ネオ・スカイライン
■「ネオ・スカイライン」日産京都自動車大学校 自動車整備・カスタマイズ科 4年生制作 制作期間6カ月 「ネオ・スカイライン」はCV35型スカイラインクーペをベース車両とし、「現代のケンメリ」というコンセプトで、1970年代に一世を風靡したケンメリスカイラインをオマージュし、学生たちが新たにケンメリの魂を宿したクルマを造りたいという思いで製作されたという。 このクルマは30代~50代のお客さまを意識して製作されたが、車名につけられた“ネオ(NEO)”はそれぞれのキーワードの頭文字を組み合わせたもので、ぞれぞれの年代の方々に向けた学生たちの思いが込められている。 ◆“N” 50代の人たちが子供の頃、街中を走るケンメリに憧れていた当時を思い出して懐かしさ(Nostalgia)を感じてもらいたいという思い。 ◆“E” Eは忙しい日々を過ごす40代の人たちに、このクルマで夢中(Enthrall)になってドライブを楽しみ、日常のストレスを発散してもらいたいという思い。 ◆“O” 1970年代当時、ケンメリが非常に斬新で独創的なデザインだったように、現代のクルマに見慣れた30代の方々に、今の時代の中での斬新さと独創性(Originality)を感じていただきたいという思い。 このコンセプトを具現化するために、ケンメリの部品やデザインをそのまま流用するだけでは無く、ケンメリらしさを残しながらも今の時代に合ったスタイルを探求。 ボディカラーは、学生が考えたオリジナルカラーの「トモアキブルー」で、ケンメリのブライトブルーメタリックをベースに、新たにパールを加え、懐かしさの中にも新しさを表現している。