【学生制作のカスタマイズカー】東京オートサロン2025に 車体系の課程を有する愛知校・京都校メンバー
Z リーリア
■「Z リーリア」日産京都自動車大学校 自動車整備・カスタマイズ科 4年生制作 制作期間6カ月 「Z リーリア」は“家族と歩むスポーツワゴン”をコンセプトとし、刺激と日常を合わせ持ったクルマを目指して企画された。 スポーツカーが好きで「フェアレディZ」に憧れるお父さんに、家族一緒にスポーツカーでドライブを楽しんでもらいたいという学生の思いが込められており、車名のLealia(リーリア)とは、英語の「Lead(率いる)」とラテン語の「Familia(家族)」から組み合わせた造語だという。 ベース車両はM35型ステージアだが、同車が持つスクエアなデザインを一新。最新のRZ34型フェアレディZのような流麗なデザインを実現するために、リア周りはフェンダーやルーフを一部切断し、日産リーフのリア部分を丸ごと取り付けて溶接した。 さらにリアフェンダーをワイド化することで、フェアレディZらしい筋肉質で迫力のあるリアフェンダーを再現。 ボディカラーは、RZ34 フェアレディZ発表当時のイメージカラー「イカヅチイエロー」を採用している。
ブルーバード・極
■「ブルーバード・極」日産愛知自動車大学校 自動車整備・カーボディーマスター科 3年生制作 制作期間2.5カ月 日産愛知自動車大学校は、4月から学んできた板金・塗装の技術を駆使しこの車両を製作した。製作期間は2.5カ月と短いが、学生の思いや発想が詰め込まれた力作となっている。 ベース車両は36年前に販売していたPU11型ブルーバードの最上級モデル「ブルーバードマキシマ」だ。センターピラーレスを採用した4ドアハードトップボディを採用し、高級感と広い室内空間で当時非常に人気があったモデルである。 「ブルーバード・極」のコンセプトは、“ラグジュアリー&スポーツ”で、学生たちと同世代のクルマ好きの若者をターゲットに企画。20代前半で、クルマが好き、ドライブが好き、そしてそんな仲間たちと一緒に盛り上がる時間が好き。仲間たちと楽しい時間を過ごすシーンを想像し、豪華でスポーティーに走る、まさに自分の愛車をつくるという思いで製作された。 日産のDNAを持つ学生たちがクルマの楽しさを表現し、外装、内装、走りにおいて、すべてを極めたいという思いから「ブルーバード・極」と命名。 ボディカラーは海や青空を想起させる「オーロラフレアブルーパール」を採用し、若者向けらしく、活動的で若々しい雰囲気を表現している。
AUTOCAR JAPAN(執筆)