もう2度と会えない!? 推し活の聖地は名建築の宝庫だった!丹下健三や隈研吾ら有名建築家が設計した劇場・ホール【関東編】
3.国立代々木競技場〈丹下健三〉/東京都渋谷区
1964年の東京オリンピック開催に備えて建設された国立代々木競技場は、メインアリーナの第一体育館と別館の第二体育館の2館からなる構成。 当時世界でも珍しい吊り屋根構造によって流麗でダイナミックな外観と柱のない壮大な内部空間を実現した、モダニズム建築の金字塔であり、建築家・丹下健三の代表作です。 2021年には国の重要文化財に指定されました。 第一体育館は設計段階よりスポーツ以外の目的での利用も考慮され、多目的ホールとしての設計が盛り込まれています。1983年にCHAGE and ASKAが初めてコンサート会場として使用して以降、音楽イベント会場としての利用も多くなりました。 2024年には櫻坂46、ITZY、GENERATIONSらが公演を行っています。 アクセス方法:JR山手線 原宿駅、東京メトロ千代田線・副都心線 明治神宮前駅より徒歩5分 最大収容人数:12,934人(第一体育館)
4. 水戸芸術館〈磯崎新〉/茨城県水戸市
水戸芸術館は、茨城県水戸市の市制100周年を記念し1990年に開館した、美術館・コンサートホール・劇場からなる現代芸術の文化複合施設です。建築家の磯崎新が設計を手掛けました。 特徴的な塔は水戸芸術館のシンボルとして建てられたもので、高さ100m。内部には円形ガラス張りのエレベーターがあり、地上86mの展望室まで昇ることができます。 音楽、演劇、美術の3部門がそれぞれに自主企画による多彩な公演や展示を行っている独自性の高さに加え、塔のライトアップや屋外広場でのイベントでも多くの人々を楽しませて親しまれている、水戸の文化の中心地です。 アクセス方法:JR常磐線・水郡線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 水戸駅よりバス乗車約10分、「泉町1丁目」停留所下車、徒歩約2分 最大収容人数:680人(コンサートホール)
5.神奈川県立音楽堂〈前川國男〉/神奈川県横浜市
神奈川県立音楽堂は1954年、公立施設としては日本で初めての本格的な音楽専用ホールとして開館。設計は建築家・前川國男が手掛けました。 最高の音響効果を目指して当時の粋を集め、壁と天井を全て木でつくられたホールは、開館当時より「東洋一の響き」と絶賛され、今なお国内外の多くの人々に愛され続けています。2021年には神奈川県指定重要文化財に指定されました。 2024年11月2日(土)には、開館70周年を記念した「音楽堂建築見学会」を開催。 前川國男によるモダニズム建築の魅力を深掘り解説するレクチャーのほか、ミニコンサートも予定されています。 詳しくは公式サイトでチェック・ご予約の上ご参加ください。 アクセス方法:JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン 桜木町駅より徒歩10分 最大収容人数:1,106人