「悩まず相談を」DV相談件数が2000件超で過去最多 鹿児島
鹿児島テレビ
2023年度、鹿児島県内で配偶者や交際相手からDVを受けたという相談件数が2000件を越え、過去最多だったことが分かりました。 県は「1人で悩まずに相談してほしい」と呼びかけています。 DVは配偶者や交際相手から殴ったり、蹴ったりされる身体的な暴力のほか、怒鳴る、無視するといった精神的なもの、生活費を渡さない、働かせないといった経済的なものなどがあげられます。 こちらは過去10年間に県内で寄せられたDVの相談件数です。 増減を繰り返す中で、2023年度の相談件数は前の年より約200件増え、2199件となりました。 これは調査を始めた2002年度以降、過去最多の数字です。 男女別では、被害を受けた女性からの相談が96%とほとんどを占め、年齢は30代が最も多くなっています。 DV被害を経験した人の半数以上が、周囲の人に相談していないということで、県は「1人で悩まずに相談してほしい」と呼びかけています。 DVに関する相談は、県内に19カ所ある、配偶者暴力相談支援センターなどで受け付けています。
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