「国際男性デー」って知ってますか?それに合わせて「ジェンダー平等」のアンケートを取ってみたら…浮き彫りになったことが
ジェンダー平等を推進する19日の国際男性デーに合わせ、南日本新聞「こちら373」はアンケートをした。7割がジェンダー平等の取り組みを「進んだ」とした一方、現状は男性優遇が続いていると回答。女性より男性が平等推進に「関わりづらい」と感じていることも浮き彫りとなった。 【写真】〈関連〉「ジェンダー平等は進んだか?」の回答状況をグラフで見る
13、14日、ウェブ上で実施。10~80代の255人(男性115人、女性132人、その他・答えたくない8人)から回答を得た。 ジェンダー平等は「やや進んだ」が51.4%と最多で、「とても進んだ」を含め69.8%が「進んだ」と答えた。男女別では、女性の31.9%が「ほとんど進んでいない」「進んでいない」「後退した」を選び、男性は19.0%だった。 ジェンダー格差の現状は「どちらかといえば男性優遇」が47.5%で最も多く、「男性が優遇されている」と合わせ71.8%が「男性優遇」と回答。「女性優遇」は11.4%、「平等」は7.5%にとどまった。 「男性優遇」とした男性は61.7%で、女性は81.0%。「女性優遇」「平等」とした男性は3割を超え、女性の3倍超だった。 ジェンダー平等が「必要」「やや必要」は84.3%。必要な理由は「性別にかかわらず全ての人が尊重されるため」が9割を超えた。「必要ない」「あまり必要ない」とした男性は、女性の3倍の18.2%だった。
ジェンダー平等への関わり方は「あまり関わりたくないが、協力はしたい」が22.0%で最多。「できれば関わりたい」が20.8%、「積極的に関わりたい」は20.0%だった。「関わりづらい」「関わりたくない」「できるだけ関わりたくない」は、男性が女性を全て上回った。 アンケートは多様な声を聞くのが目的で、無作為抽出の世論調査とは異なる。
南日本新聞 | 鹿児島