ヤクルト・山田哲人が球団新の11年連続2ケタ弾 近年は低調もOB二人は復活を期待し「もう一回」を連呼
◆ 今季ここまで打率.213、10本塁打、29打点、0盗塁 ヤクルトはDeNAに4-10で大敗し、2カード連続の負け越し。残り30試合で借金15となり、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅した。 ヤクルトは投手陣が、DeNA打線に15安打、8四球を許し計10失点。3回7安打5失点(自責点2)でノックアウトされた先発・山野太一は2敗目を喫した。 打線は11安打を放つも4得点止まり。3回に10号ソロを左翼席へ運んだ山田哲人は、球団新記録となる11シーズン連続2ケタ本塁打を記録した。山田は4回にも2点目となる中前適時打を放ったものの、3回表の二塁守備で3失点に直結する失策を犯していたため笑顔はなし。チームは敗れ、自らの偉業達成を勝利で飾ることはできなかった。 25日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演したヤクルトOBの坂口智隆氏は、「11年連続というのは本当に素晴らしい」と山田の偉業に賛辞。「今年は少しケガもあったり苦しんでいると思うんですけど、もともと夏場に強い選手。もっともっと強いスイングができる選手だと思うので、もう一回、体の強さというものを取り戻して、ズバ抜けた数字をまた残してほしい」と、さらなる偉業達成へハッパをかけた。 同じくヤクルトOBの館山昌平氏は、「まず山田選手が打線の中にいるだけで怖い」と投手目線で存在の大きさを解説。さらに「今年は7番を打ったり、キャプテンという重圧もあって上手くいかない“もどかしさ”みたいなものもあると思うんですけど、それでも言い訳をせず、黙々とひたむきにプレーする姿にファンは期待しますし、10本では終らず、20本あたりを目指してほしいと思います」と後輩にエール。 最後に「トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を3度も経験しているバッターなので、もう一回、期待したいと思いますね」と完全復活に期待を寄せた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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