国内景気は4カ月ぶりに「悪化」~季節需要の低迷や節約志向の高まりが下押し~
今後の景気は、下振れ懸念を抱えつつも底堅く推移していく
今後は、個人消費の動向が景気の先行きを左右するとみられ、実質賃金の継続的な上昇がカギとなろう。さらに、金利や為替レート、株価などの金融市場の動向などにも注目が集まる。また、政局の不安定化や米新大統領の経済政策の行方も注視する必要がある。 プラス材料としては、観光産業の回復や人手不足に対応する設備投資の実行、リスキリングの浸透、生成AIの普及、半導体の需要拡大などがあげられる。 一方で、物流コストの上昇やインフレの進行、中東情勢などはマイナス材料となろう。 今後の景気は、下振れ懸念を抱えつつも底堅く推移していくとみられる。 調査概要 調査対象企業:2万7008社 有効回答企業:1万1133社(回答率41.2%) 調査期間:2024年10月18日~10月31日 調査方法:インターネット調査