侍ジャパン井端監督 明大・宗山に「タイプ的には鳥谷選手。守備は抜群。打つ方も広角」東大戦を視察
侍ジャパンの井端弘和監督(48)が20日、神宮球場で開催された東京六大学野球の明大―東大戦の視察に訪れた。3月に開催された欧州代表との強化試合のメンバーに選出した明大・宗山塁内野手(4年)は「3番・遊撃」で先発出場した。 宗山は「10年に一人の遊撃手」と評される今秋ドラフトの超目玉。現役時代にゴールデングラブ賞7度の井端監督は「守備は抜群ですしね、打つ方も広角に打てるのが持ち味。力強いスイングも去年よりは増しているのかなと感じます」と印象を語り、「タイプ的には(元阪神、ロッテ)鳥谷選手タイプかなと思う。打つ方も含めて」と評した。 3月の強化試合は、2月29日の明治安田生命とのオープン戦で死球を受けた右肩の骨折が判明したため、出場はできなかった。患部は順調に回復し、春季リーグ初戦であるこの日が復帰戦となった。「ケガ明けで、もう少しかかるんじゃないかと言われていた中で、一安心しました。動き的にも問題なくやっているんじゃないかと思ってます」と語った。 ◇宗山 塁(むねやま・るい)2003年(平15)2月27日生まれ、広島県出身の21歳。三良坂小1年で野球を始め、三良坂中では軟式野球の高陽スカイバンズでプレー。広陵(広島)では1年夏、2年春に甲子園出場。明大では2、3年時に侍ジャパン大学代表入り。憧れの人はサッカー選手、実業家の本田圭佑。1メートル75、78キロ。右投げ左打ち。