一挙に20地域で代表校が決定! 早稲田実、名古屋、名護が悲願の初出場! 静岡学園、市立船橋など強豪・注目校が続々と本大会へ【選手権予選】
静岡学園が激闘を制す
11月11日、第102回全国高校サッカー選手権大会の地区予選が全国各地で開催され、新たに20校が本大会への出場権を獲得した。 【出場校一覧】第102回選手権|全都道府県の代表校&決勝スケジュール 東京のAブロック決勝は、國學院久我山と早稲田実が対戦。初の全国大会出場を目ざす早稲田実が開始1分、1年生FW竹内の2試合連続ゴールで先制する。さらに、一瞬の隙を突いて追加点。前半27分、西山がボレーシュートを突き刺した。國學院久我山は押し込む展開が続くなか、相手の堅守を崩し切れず。最後までリードを守り抜いた早稲田実が、2-0で勝利し、初めて本大会への切符を手にした。 Bブロック決勝は、堀越と修徳の顔合わせに。修徳が後半5分にンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄のゴールで先制も、堀越が終盤の後半39分、エース髙谷がヘディングで決めて試合を振り出しに戻す。そして、1-1で突入した延長でも決着つかず、迎えたPK戦を3-2で制した堀越が、2年ぶり5回目の本大会出場を決めた。 静岡決勝は静岡学園と藤枝東が激突。静岡学園は前半15分、アタッキングサードでの連係から、庄が右足の鮮やかなコントロールシュートで先制ゴールを挙げる。藤枝東も反撃。前半30分にエース植野がヘディングでネットを揺らし、同点に追いつく。 後半は一進一退の攻防戦となるなか、後半26分に静岡学園の宮嵜が、華麗なターンから右足で決めて勝ち越し弾。このまま終了し、2-1で競り勝った静岡学園が、2年ぶり14回目の出場権を獲得した。
市立船橋が大量5得点で大勝
千葉決勝は市立船橋と日体大柏が対戦。前半10分に市立船橋が幸先よく先制する。ゴール前の折り返しに、久保原が左足で合わせて流し込む。勢いに乗ると前半21分に、清水内定の10番・郡司が強烈なミドルで、同33分には久保原がこぼれ球を押し込み3点差に。 試合を折り返しても主導権を握ると、後半9分に郡司がチームの4点目。日体大柏は、後半16分に大和田が1点を返すも、追加点は遠く。後半26分には市立船橋の郡司が決めて、ハットトリックを達成。5-1で大勝した市立船橋が、3年ぶり24回目の本大会行きを決めた。 そのほか、名古屋(愛知)、名護(沖縄)が悲願の初出場。大津(熊本)、立正大淞南(島根)、矢板中央(栃木)、富山一(富山)、徳島市立(徳島)など、強豪・注目校が決勝を制し、全国の舞台へ駒を進めた。 [11月11日の予選決勝結果] 栃木:矢板中央 2-1 國學院栃 千葉:市立船橋 5-1 日体大柏 東京A:早稲田実 2-0 國學院久我山 東京B:堀越 1(3PK2)1 修徳 山梨:帝京三 3-2 日本航空 長野:松本国際 1-0 東京都市大塩尻 富山:富山一 3-0 富山北部 静岡:静岡学園 2-1 藤枝東 愛知:名古屋 0(5PK3)0 刈谷 岐阜:帝京大可児 6-2 美濃加茂 三重:四日市中央工 4-0 宇治山田商 滋賀:近江 2-1 草津東 大阪:東海大仰星 4-0 履正社 和歌山:初芝橋本 2-1 和歌山北 島根:立正大淞南 2-0 益田東 香川:大手前高松 1-0 高松商 徳島:徳島市立 6-0 徳島科学技術 高知:明徳義塾 4-3 高知国際 熊本:大津 2-1 熊本商 沖縄:名護 0(4PK3)0 那覇西 11月11日終了時点で、本大会出場を決めているのは31校。12日には新たに11地域で代表校が決定する予定だ。組み分け抽選会は11月20日。本大会は今年も12月28日に開幕、1月8日に国立競技場で決勝戦が行なわれる。 構成●高校サッカーダイジェスト編集部