「実は主人公がやってたことが…」な名作トラウマゲーム3選 「まさかの主人公がラスボス化」
主人公は世界を救う、それが当たり前だと思っていたのに…
ゲームによっては物語性が高い作品もあり、意外な展開で驚かされることもしばしばあります。なかにはプレイヤーの想像を超え、予想もしなかった物語で驚きを与えた作品も存在します。 【画像】主人公だったのにラスボス化…こちらが衝撃鬱ゲーの主人公です(6枚) 衝撃的過ぎてショックを受けたり、愕然とした作品は、驚愕とともに記憶に刻まれ、機会があるたびに語られ続けてきました。人によっては、気分が落ち込んでもおかしくないほど影響力を与えたのは、どんな作品だったのでしょうか。 ※以下、『ゼルダの伝説 夢をみる島』『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』『ライブ・ア・ライブ』のネタバレを含みます。ご了承のうえ閲覧ください。 ●『ゼルダの伝説 夢をみる島』 国内外を問わず高い人気を誇る「ゼルダの伝説」シリーズのなかにも、衝撃的な展開でプレイヤーの度肝を抜いた作品がありました。それは、1993年に発売されたゲームボーイソフト『ゼルダの伝説 夢をみる島』です。 航海中に遭難した主人公「リンク」が辿(たど)り着いたのは、「コホリント」と呼ばれる見知らぬ島でした。リンクを助けてくれた「マリン」や住人と関わるなかで、この島は一度入ると出られないと知り、島からの脱出を目指すリンクの冒険が始まります。 コホリント島の秘密を探るうちに、島の神である「かぜのさかな」の存在を知ります。なんとこの島は、「かぜのさかな」が見ている夢に過ぎなかった……という衝撃的な事実が突きつけられます。 夢ならば覚めればいいだけ。その理屈は間違っていません、ただしリンクに限っては。マリンをはじめ、この島に暮らす人びとは夢の産物に過ぎず、「かぜのさかな」が目覚めた時、夢の全てはアワとなって消えてしまいます。 「ゼルダの伝説」シリーズを遊んだプレイヤーたちは、さまざまなシリーズ作で世界を救ってきました。しかし『ゼルダの伝説 夢をみる島』では、リンクの行動は島を無に帰す……いわば「世界を滅ぼす」結果となったのです。 誰が悪いわけでもない、しかしビターな結末に、当時のプレイヤーは心を揺さぶられました。そして改めて『ゼルダの伝説 夢をみる島』というタイトルを振り返ると、秀逸なネーミングだったのだと思い知らされます。