提供元：九州朝日放送

給湯管工事の契約をめぐりクーリングオフについてうその説明をしたとして、福岡市の住宅設備などを販売する会社の役員の男３人が逮捕されました。 特定商取引法違反＝不実の告知の疑いで逮捕されたのは、福岡市東区の住宅設備機器の販売や工事などを行う株式会社イトケンの実質的経営者で役員の松木成元容疑者（４１）、役員の深野雄樹容疑者（３９）、役員の笹尾伸司容疑者（５５）です。 警察によりますと、松木容疑者ら３人は今年３月、福岡県遠賀町に住む当時８７歳の男性が、契約した給湯管交換工事についてクーリングオフを申し出ましたが、できないとするうその説明をした疑いが持たれています。 警察は３人の認否を明らかにしていません。 イトケンについては、今年に入り先月までに「高額な契約をさせられた」「キャンセルに応じない」など４０件を超える相談が警察に寄せられています。 イトケンの事務所の家宅捜索ではおよそ２００万人分の名簿が見つかっていて、これをもとに水回りの無料点検をうたって契約者を探していたと警察では見ていて、余罪の有無についても調べています。