ボーイングＣＥＯ、最大労組に警告－スト実施なら立て直し妨げる恐れ
（ブルームバーグ）： 米ボーイングのケリー・オートバーグ最高経営責任者（ＣＥＯ）は同社最大の労働組合のメンバーに対し、ストライキを行わないよう呼び掛けた。ストが実施されれば製造事業を立て直す取り組みに悪影響が及ぶと警告した。
同氏はワシントン、オレゴン両州の全従業員に宛てたメッセージで、「皆さんが明るい未来を選ぶことを願っているが、別の道を検討している従業員がいることも承知している。それは誰も得をしない道だ」と述べた。
国際機械工・航空機工労組（ＩＡＭ）の751支部に属する３万3000人の組合員は12日、８日に暫定合意した案を支持するかどうかと、13日午前０時に現行の労働協約が失効した時点でストを実施するかどうかを巡り投票する予定。
ストが実施されれば、主力旅客機７３７ＭＡＸの最終組立ラインを含む太平洋岸北西部の同社工場の操業が停止する可能性がある。
同地域のボーイング工場の従業員らは４年間で25％の賃上げの代わりに年次賞与を廃止する案に反発。デモ行進を行ったり、ホイッスルなどを鳴らしたりして抗議した。
原題：Boeing CEO Warns Workers Strike Would Jeopardize Recovery (1)（抜粋）
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Julie Johnsson
