津波…どの高さから危険? 数十cmでも侮れない津波の威力を検証 佐藤真知子アナが取材
■高さ約50cmの威力を体験
「3、2、1」 カウントダウンともに、勢いよく水がなだれ込んできました。そして次の瞬間、佐藤アナは一気に体勢が崩れ、あっという間に流されてしまいました。 佐藤真知子アナウンサー 「完全に私、足を持っていかれたと同時に水の中にのみ込まれてしまって、正直自分だったら助からないなって思うくらい、この高さでも命の危険を感じました」 実際に津波が発生した場合、土砂やがれきも含まれていることもあるため、危険度が増します。 中央大学 理工学部・有川太郎教授 「(50cmの津波は)両足に約100~200キロの力が場合によってかかることがあります。十分に大人の男性でも流される危険があるということ」
■高さ約30cmの威力を体験
佐藤アナは続いて30cmの高さを体験しました。水は、膝下あたりの水位でしたが、それでも、体が押し流されてしまいました。 佐藤真知子アナウンサー 「とてもとても立っていられる状況ではなかった。30cmは侮ってはいけない水のエネルギーなんだと感じました」 30cmでも、すさまじい威力を持つ津波。大木准教授は、避難の際に心がけてほしいことがあるといいます。 慶應義塾大学 環境情報学部・大木聖子准教授 「普段、ちょっと水の中や水たまりを歩けるというのと全く感覚が違うので、水に触れることなく避難が完了できるように、いち早く避難を開始することが大事になります」 津波の危険性や避難について、もう一度、考えてみてはいかがでしょうか。